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【経済】中国:北京市の交通渋滞は最も深刻、走行1時間当たり32分も浪費


中国の主要45都市で、北京市の交通渋滞が最も深刻な状況にある実態が分かった。今年第2四半期は、前四半期で交通事情が悪化。「高峰擁堵延時指数」(ピーク時遅延時間指数)は北京市で2.10、杭州市で2.00、広州市で1.99、済南市で1.98、大連市で1.97、ハルビン市で1.96、深セン市で1.92、上海市で1.86、重慶市で1.85、成都市で1.84に上昇したという。中国で位置情報サービス事業を展開する高徳軟件(AMAP/NASDAQ)が25日に報告した。
渋滞が最もひどい10都市には、新たに広州市、大連市、深セン市、成都市が入った。逆に天津市、南寧市、石家荘市、武漢市はトップ10から外れている。
北京市の2.10は、渋滞時は平常時と比べて移動時間が2.1倍長くなることを占める。1時間の走行当たり、32分を渋滞で浪費したことを示す。
北京市民の平均賃金は月額6463人民元。1カ月の浪費時間を労賃で換算すると、1人当たり1000人民元近くを奪われたこととなる。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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