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【市況】異常値の修正に期待したいところだが/日経225・本日の想定レンジ


[本日の想定レンジ]
 25日のNY市場は下落。中国人民銀行による政策金利と預金基準金利の引き下げ発表を受け、朝方から大きく上昇。7月新築住宅販売件数が堅調推移となったほか、8月消費者信頼感指数が予想を大幅に上振れたことも好感され、主要株価指数は軒並み3%前後の上昇となった。しかしながら、引けにかけて出来高が急速に膨らむ中で上げ幅を縮小、結局前日比でマイナスへと転じた。ダウ平均は204.91ドル安の15666.44、ナスダックは19.76ポイント安の4506.49。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の17750円。

 米国は取引終了間際に売り込まれる格好となり、不安定な相場展開になりそうだ。大阪225先物は一時18550円まで上昇していたが、本日も荒い値動きになろう。中国の反応を睨みながらの展開となり、中国市場が不安視されてくるようだと、急速に値を消す可能性はありそうだ。

 一方で、ボリンジャーバンドでは連日のギャップ・ダウンからのスタートのなか、-4σ水準と異常値の中での下落となっている。中国が落ち着きをみせてくるようだと、修正リバウンドが意識されやすいところ。17000-18500円のレンジを想定する。

[予想レンジ]

上限 18500円-下限 17000円

《TM》

 提供:フィスコ

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