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【市況】25日の香港市場概況:ハンセン指数は8日ぶりに反発、上下に振れる不安定な値動き


25日の香港市場はまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比153.39ポイント(0.72%)高の21404.96ポイントと8日ぶりに反発する半面、本土企業株で構成されるH株指数は88.25ポイント(0.92%)安の9514.04ポイントと8日続落した。売買代金は1344億9900万香港ドル(24日は1389億7100万香港ドル)。

方向感を欠く展開。ハンセン指数は上下に振れる不安定な値動きだった(上は2.92%高、下は1.82%安)。世界株安の連鎖が不安視されるなか、投資家心理は弱気に傾いているものの、直近の下げが大きかったため値ごろ感に着目した買いがみられている。もっとも、本土株が急落する中で、大きく買い戻す動きはみられない。H株指数はマイナスで引けた。

ハンセン指数の構成銘柄では、アジアで生命保険業務を手がけるAIA(1299/HK)が5.0%高、インターネットサービス最大手の騰訊HD(700/HK)が4.7%高と上げが目立った。米9月利上げ観測の後退を材料に、米金利動向に左右されやすい香港系の不動産株や銀行株なども上昇している。

本土系保険セクターもしっかり。中国人寿保険(2628/HK)が2.7%高、中国平安保険(2318/HK)が2.0%高、中国人民財産保険(2328/HK)が1.6%高で引けた。

一方、H株エネルギー関連セクターは続落。中国神華能源(1088/HK)と中海油田服務(2883/HK)がそろって3.4%安、中国石油化工(386/HK)が1.9%安、中国石油天然気(857/HK)が1.7%安と値を下げた。原油相場が昨夜、約6年半ぶりの安値を付けたことなどが嫌気されている。

【亜州IR】

《SY》

 提供:フィスコ

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