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【市況】25日の中国本土市場概況:上海総合は7.6%安で4日続落、8カ月ぶり大台3000割れ


25日の本土マーケットは大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比244.94ポイント(7.63%)安の2964.97ポイントと4日続落した。節目の3000を下回るのは、昨年12月以来、約8カ月ぶり。一時は下落率が8%を超えた。年初来安値を切り下げて取引を終了している。上海A株指数は256.50ポイント(7.63%)安の3106.33ポイント。外貨建てB株相場も急落する。上海B株指数が25.82ポイント(8.52%)安の277.32ポイント、深センB株指数が45.81ポイント(4.32%)安の1014.07ポイントで引けた。

投資家心理が冷え込む。国内景気の先行き不安が強まっているにもかかわらず、当局が追加のテコ入れ策を打ち出さないことが嫌気されている。上海総合指数の心理的節目が次々と下に突破されるなか、当局の買い支えが入らないことも失望売りを誘った。

業種別では、これまでの上昇相場をけん引していたインフラ関連株が安い。ゼネコンの中国中鉄(601390/SH)や中国建築(601668/SH)、発電設備の上海電気集団(601727/SH)、鉄道車両の中国中車(601766/SH)などがそろって値幅制限いっぱいまで下落した。時価総額上位のエネルギー株や金融株、景気動向に敏感な素材関連株、発電や水道の公益株、不動産株などの下げも目立つ。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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