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【市況】東京株式(大引け)=733円安、乱高下で安値圏着地

 25日の東京株式市場は、稀に見る乱高下。日経平均株価は朝安から前場後半にプラス転換したが、後場改めて売り直され、1万8000円を割り込んだ。
 大引けの日経平均株価は前日比733円98銭安の1万7806円70銭と連日の暴落。東証1部の売買高概算は47億4004万株、売買代金概算は4兆9240億5000万円。値上がり銘柄数は116、対して値下がり銘柄数は1751、変わらずは25銘柄だった。売買代金は5兆円近くまで膨れ上がった。
 きょうの東京市場はボラティリティが異常に高まった状態となり、日経平均は1万7700円台に下げた後、1万8800円台まで急上昇、その後再び1万7800円台まで売り叩かれる波乱を絵に描いたような展開。世界株安の連鎖で前日の欧米株市場が急落、リスクオフの波が東京市場を直撃した。中国株が下げ止まらず、それを横目に東京市場も振り回される展開に。為替が後場に入り円高に振れたことも後場の波乱安と連動している。主力大型株、中小型材料株を問わず、投資家の不安心理の強さが浮き彫りとなった。
 個別では、ファーストリテ<9983>が急落、ソフトバンク<9984>が売られ、トヨタ<7203>も安い。トランコム<9058>がストップ安、生化学工業<4548>の下げもきつい。レナウン<3606>、日コンベヤ<6375>など低位材料株も大幅に下落した。サッポロHD<2501>も安い。半面、任天堂<7974>が高く、アルプス電<6770>もしっかり。コロプラ<3668>、イトーキ<7972>が値を飛ばした。ナカバヤシ<7987>、あいHD<3076>も上昇した。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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