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【材料】ダイキン工業が5日続落、一時プラス転換も2日連続で年初来安値を更新

 ダイキン工業<6367>が5日続落。日経平均指数採用銘柄とあって、朝方はNYダウの大幅続落など欧米株の下げ止まりがみえず、日経平均株価が一時1万7800円台割れと2月10日以来の安値に沈んだうえ、中国関連銘柄でもあり大きく売られる展開となり、一時、6903円と昨年11月以来の7000円台割れとなる場面もあった。その後、突っ込み狙いの買いや買い戻しなどが広がり昼休み時間を挟み日経平均はプラス推移したことから、同社株も朝方の安値から500円を超えて切り返し反発場面もあるなど反発に転じた。しかし、日経平均株価の上値が次第に重くなるなか、同社株も上値がジリジリ切り下がる格好に・・。

 今月6日発表の2015年4-6月期連結経常利益は前年同期比16.7%増の615.37億円と2ケタ増となった。北米・東南アジアでの販売店拡大や生産コスト抑制に努め、東南アジアでエアコン販売が伸び、円安効果もあって海外子会社の業績が伸びた。中国での日本向け家庭用エアコン生産委託は止め、今期中の国内生産移管により需要対応するとの観測報道もある。長期相場を示唆する52週移動平均線にこの日タッチしたここは、全般底入れを見極めた後、買いに出るべきか。
(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

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