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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:アイフル、UNITED、あいHD、イトーキ

■アイフル <8515>  463円  +51 円 (+12.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 アイフル <8515> が続急伸。日経新聞が25日付で「消費者金融大手のアイフルは、銀行団から返済を猶予されていた融資527億円を25日に前倒しで完済する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「銀行団からの同社への金融支援は終了することになる」という。前倒し完済による経営再建への弾みに期待した買いが向かった。

■ユナイテッド <2497>  1,414円  +139 円 (+10.9%)  11:30現在
 ユナイテッド<2497>が5日ぶりに反発。24日の取引終了後に自社株買いを発表しており、これを好感した買いが入っている。上限を50万株(発行済み株式数の2.12%)、または10億円としており、取得期間は8月26日から10月23日まで。資本効率の向上を通じた株主への利益還元を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することを可能とするためとしている。

■あい ホールディングス <3076>  2,376円  +205 円 (+9.4%)  11:30現在
 あい ホールディングス<3076>が反発。きょうは朝方安く始まったもののその後は断続的に上値を買う動きが観測され、9時20分過ぎにはプラスに転換した。マンション向けを主力に監視カメラやレコーダーなどのセキュリティー機器を手掛けており、時流を反映して好調な需要を取り込んでいる。今16年6月期は08年頃から本格供給を開始した防犯カメラの契約更新需要が本格化するほか、海外で小型カッティングマシンが伸びて収益貢献が予想されており、売上高は520億円(前期比25.8%増)、営業利益は83億円(同16.6%増)と前期に続く大幅増収増益を見込んでいる。株価は波乱相場に流されず、2月27日につけた上場来高値2419円を視界にとらえる展開で異彩の強さをみせる。

■イトーキ <7972>  715円  +61 円 (+9.3%)  11:30現在
 24日、イトーキ <7972> が発行済み株式数(自社株を除く)の4.96%にあたる250万株(金額で21億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月25日から11月30日まで。

■村田製作所 <6981>  16,595円  +1,335 円 (+8.8%)  11:30現在
 村田製作所<6981>が朝方売り込まれたが、安い場面には押し目買いと買い戻しが入り値を戻しプラス転換となった。株価は瞬間1480円高の16740円まで買われる場面もあった。中国株ショックで世界同時株安、一部の市場関係者からは今まで温存してた資金を今使うべき!好業績の内需関連を中心に時価買い、銘柄がわからなければETFでも良い。ここで買えないなら株投資なんてやめろ!という掛け声が出てきた。連日のNY株安だったが、米アップル株は引けに下げ幅を縮小する格好となり個別で見れば底打ち機運が出始めている。東京市場では村田製作所、アルプス電気<6770>が真っ先に買われてきた。中国での需要ピークが気にされるスマートフォンだが、急落した場面の株価は割安だと感じている投資家が多いようだ。

■スクエニHD <9684>  3,000円  +169 円 (+6.0%)  11:30現在
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が3日ぶりに反発し、全般安の中にあって強さが目立つ。第1四半期(4~6月)経常利益は前年同期比96.5%増の95億4300万円となり、会社側の通期計画上限に対する進捗率は38%と順調な滑り出し。「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」などのスマートフォン向けアプリや、オンラインゲームの販売・運営が好調に推移しており、会社予想の16年3月期経常利益170億~250億円に対して、市場予想の平均は280億円強となっており、業績は上振れの可能性があるとの見方が強い。

■丸大食品 <2288>  494円  +27 円 (+5.8%)  11:30現在
 24日、丸大食 <2288> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.81%にあたる107万株(金額で4億9969万円)を上限に、25日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は24日終値の467円)を実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■資生堂 <4911>  2,614.5円  +140.5 円 (+5.7%)  11:30現在
 25日午前、資生堂 <4911> が15年新年広告のモデルに起用したレディー・ガガの初となる「Lady Gaga(レディー・ガガ)×サンリオ LINE スタンプ」の無料配信を本日から開始すると発表したことが買い材料。今回配信するLINE スタンプは全8種類で、「アイシテマース」、「アナタラシク」、「PAWS UP」などレディー・ガガらしいメッセージや芸術的なファッションをサンリオのかわいらしいタッチで表現したもの。ダウンロード期間は8月25日~9月21日。発表を受けて、レディー・ガガとの新たなコラボレーション企画を好感した買いが向かった。また、SMBC日興証券が24日付で同社の投資判断「2(中立)」を継続し、目標株価を2310円→2710円に引き上げたことも買い気を誘った。

■ユーグレナ <2931>  1,474円  +72 円 (+5.1%)  11:30現在
 24日に発表した「リアルテック育成ファンドに4社参加」が買い材料。合同会社ユーグレナSMBC日興リバネスキャピタルが管理運営するベンチャーキャピタルファンド「次世代日本先端技術育成ファンド(通称リアルテック育成ファンド)」に、新たな出資企業として電通、東京センチュリーリース、協和発酵キリン、藍澤證券が加わった。同ファンドは次世代先端技術を開発する研究開発型ベンチャー企業の支援を目的とする。

■秋田銀行 <8343>  334円  +16 円 (+5.0%)  11:30現在
 秋田銀行<8343>が実に6営業日ぶりに大幅反発。一時、前日比27円(8.5%)高の345円まで買われている。24日引け後、発行済株式総数の1.62%にあたる300万株、11億4000万円を上限に自社株買いを実施すると発表しており、株式需給の改善を期待した買いが入っているようだ。取得期間はきょうから10月16日まで。東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)、または市場買付けで実施する。会社側はきょう午前10時30分に、寄り付き前の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で230万株、7億3140万円(1株あたり前日終値と同水準の318円)を買い付けたと発表した。

■日本航空 <9201>  4,265円  +175 円 (+4.3%)  11:30現在
 JAL<9201>が急反発、一時前日比255円高の4345円まで買われたほか、ANAホールディングス<9202>も買いが先行し7日ぶりの反発となった。空運は業種別値上がり率で断トツに買われている。24日、北米指標であるWTI原油先物は前日比2ドル21セント安の1バレル=38ドル24セントに下落しており、一時、37ドル台をつけるなど約6年半ぶりの水準まで下押す場面があった。原油安は世界株市場にとってリスクオフを暗示するマイナス材料と捉えられているが、企業収益面では経営実態に好影響をもたらすケースが多い。空運は原燃料コストの低下メリットが追い風となる。全体相場が落ち着きを取り戻すなかで、業績の改善効果を評価した買いが入っている。

■カプコン <9697>  2,729円  +83 円 (+3.1%)  11:30現在
 SMBC日興証券が24日付でカプコン <9697> の投資判断「2(中立)」を継続し、目標株価を2100円→3300円に引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、家庭用ゲームソフトやモバイルコンテンツのコスト抑制が進んでいることを評価。また、ダウンロードコンテンツやパチスロ機の自社タイトルなど利益率が高い製品の販売好調によるプロダクトミックス改善を予想している。同証券では、16年3月期の連結営業利益を125億円→127億円(会社計画は120億円)、17年3月期は153億円→169億円に上方修正。続く18年3月期は181億円に拡大すると予想している。

■明治ホールディングス <2269>  19,060円  +530 円 (+2.9%)  11:30現在
 SMBC日興証券が24日付で明治HD <2269> の投資判断「2(中立)」を継続し、目標株価を1万4090円→1万6710円に引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、16年3月期はヨーグルトなどの発酵デイリー事業や育児粉乳などの栄養事業が好調で、同社計画を超えるペースで推移するとみている。また、18年3月期に営業利益640億円を目標とする中期計画を発表しているが、この目標を16年3月期に達成すると予想している。同証券では、16年3月期の連結営業利益を558億円→670億円(会社計画は600億円)、17年3月期は626億円→737億円、18年3月期は694億円→804億円に上方修正した。

■三井住友FG <8316>  4,750円  +115 円 (+2.5%)  11:30現在
 三井住友フィナンシャルグループ<8316>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、みずほフィナンシャルグループ<8411>など大手銀行株が朝安から切り返しプラス圏に浮上している。中国の景気減速や上海株安に端を発した世界株安局面で、外国人投資家など利の乗っている銀行株も一気に水準を切り下げたが、「ファンダメンタルズ面からは特に売り込まれる理由に乏しい」(国内中堅証券)との見方もあり、目先は下げ過ぎ是正を狙った押し目買いが流入している。ここ売買代金も大手3社がランキング上位を占める展開が続いており、市場のムードメーカー的な役割を担う銀行株の戻り足で全般相場も急速に下げ渋っている三井住友の株価は10時14分現在4703.0円(△68.0円)三菱UFJの株価は10時14分現在770.0円(△23.1円)みずほの株価は10時14分現在233.7円(△4.1円)

■三菱商事 <8058>  2,191.5円  -20 円 (-0.9%)  11:30現在
 三菱商事<8058>が5日続落。株価は一時、前日比134.5円(6.1%)安の2077.0円まで売られた。大和証券は24日、同社株の投資判断を「1」から「3」に2段階引き下げた。目標株価は3090円から2520円に見直している。16年3月期第1四半期(4~6月)の業績は、純利益が前年同期比31.9%減の749億5400万円にとどまった。通期業績に対する進捗率は21%になり、「ネガティブ・サプライズ」と指摘。鮭鱒事業が損失を計上したことに対し「印象が悪い」とみている。同証券では、資源価格の前提などを引き下げ、業績予想を下方修正。今3月期の連結純利益は、従来予想3900億円を前期比7.9%減の3690億円(会社予想3600億円)に見直している。

●ストップ高銘柄
 ストリーム <3071>  201円  +50 円 (+33.1%) ストップ高   11:30現在
 fonfun <2323>  433円  +80 円 (+22.7%) ストップ高   11:30現在
 BEENOS <3328>  2,350円  +400 円 (+20.5%) ストップ高   11:30現在
 セキュアヴェイル <3042>  974円  +150 円 (+18.2%) ストップ高   11:30現在
 アクセルマーク <3624>  1,061円  +150 円 (+16.5%) ストップ高   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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