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【材料】東亜ディーケーケー---「pH計」は業界トップ、海外及び医療関連機器が堅調


東亜ディーケーケー<6848>は2000年10月1日、東亜電波工業と電気化学計器の合併により、卓上からフィールドまでのあらゆる使用形態をカバーする国内有数の「水・大気・ガス」の総合計測機器メーカーとして誕生した。現在、環境計測器を中心に、プロセス制御、科学分析、医療関連機器の製造・販売等をてがけている。酸・アルカリ濃度を測る「pH計」は業界トップであり、PM2.5測定装置は国内シェア約50%。

第1四半期は海外及び医療関連機器が堅調に推移する一方、円安によるコスト増と海外戦略活動費集中で若干減益。ただし、2016年3月通期は売上高で前期比2.4%増の144.0億円、営業利益で同2.5%増の13.2億円と増収増益が見込まれている。

2018年3月期を最終年度とする中期経営計画は、売上高で158.0億円、経常利益で16.0億円。KPIは海外売上高比率15%以上、新製品革新率25%以上、棚卸資産回転率10回転以上、売上高経常利益率10%以上、ROE10%以上。

現状、PBRは0.87倍と1倍を下回り、配当利回りは2.09%と相対的に高水準。1株あたり配当は前期比かわらずの11.0円であり、配当性向は同4.5pt減の24.2%が予想されている。

《SF》

 提供:フィスコ

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