【材料】エンビプロ・ホールディング---今期は増収増益の予想、配当利回りは3%超

エンビプロ・ホールディング<5698>は、金属・廃プラスチックなどのリサイクル事業とその輸出事業を展開するエコネコルが中核子会社。その他中古自動車・部品の輸出販売も手掛ける。アラブ首長国連邦などに現地法人。2015年3月期の海外売上高比率は68.9％。
ユー・エス・エス<4732>との合弁事業で、廃自動車をはじめとするさまざまな廃棄物のリサイクル事業も行っている。

2016年3月期は売上高で前期比7.1%増の348.52億円、営業利益で同12.3%増の8.35億円が見込まれている。業務提携を活用した広域での営業展開、廃棄物の再資源化事業の強化、太陽光発電所の開発推進、新たに加わる廃ゴムのリサイクル及びゴム製品製造販売事業等に注力する方針。

PBRは0.62倍と1倍を下回り、配当利回りは3.41%と相対的に高水準。1株あたり配当は前期比変わらずの25.00円、配当性向は同0.7pt増の24.3%。連結配当性向20～30％を目標として実施するものの、1株あたり20.00円は安定的に配当する方針である。

《SF》

　提供：フィスコ