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【市況】<株式トピックス>=日経平均株価5日間で2080円安の急落

 24日の東京株式市場は、前週末の米国株急落を受けて寄り付きから売り一色の展開。日経平均株価終値は、前週末比895円15銭安の1万8540円68銭と今年最大の下げ幅で5日続落。この5日間の下げ幅は2080円に達した。
 さらに、中国・上海総合指数が下げを加速していることに加え、外国為替市場で1ドル=120円後半へと円高・ドル安が進行していることが嫌気されて、後場に入るとさらに下落幅を広げる推移となった。
 個人投資家からとみられる、追い証(追加証拠金の差し入れ義務)の発生を懸念した見切り売りも広がり、売りが売りを呼ぶ展開。値上がり銘柄数は44、対して値下がり銘柄数は1829、変わらずは3銘柄だった。先週末の時点では、日経平均株価の下値メドとして、7月9日の取引時間中安値の1万9115円や、200日移動平均の1万8987円近辺の水準が意識されていたがきょうの急落によって、これらの水準が一気に大きく破られたことで、値ごろ感からの押し目買いが手控えられ、パニック的な下げに見舞われた。
 市場関係者からは「足もとの企業業績などから判断すれば、日経平均株価の1万9000円割れは明らかに下げ過ぎ。ただし、2万円まで戻るには、自律的な反発だけでは難しそうだ。政府による景気対策や日銀の追加景気対策の具体化が早急に求められる」との見方が出ていた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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