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【市況】24日の香港市場概況:ハンセン指数は7日続落、約1年5カ月ぶりの安値


24日の香港市場は大幅に値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比1158.05ポイント(5.17%)安の21251.57ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が592.76ポイント(5.81%)安の9602.29ポイントと、そろって7日続落した。両指数は連日で年初来安値を大きく切り下げている。ハンセンは約1年5カ月ぶりの安値を付けた。売買代金は1389億7100万香港ドルに拡大している(21日は1182億7600万香港ドル)。

リスク回避のスタンスが鮮明化。米中の景気指標がそろって下振れたことや、原油先物相場が約6年5カ月ぶりの安値水準に落ち込んだことなどが売り材料視された。世界景気の先行き不安が強まっている。市場で観測が流れていた中国の追加金融緩和策について、先週末に発表がなかったことも失望売りを誘った。

ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面安(50のうち49が下落)。個別では、天然ガスの昆侖能源(135/HK)が18.0%安、食品の康師傅HD(322/HK)が10.9%安、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が8.2%安と下げが目立った。

H株指数の構成銘柄は全て下落。商業用不動産で最大手の大連万達商業地産(3699/HK)が17.0%安、証券大手の海通証券(6837/HK)が11.3%安、資産総額で国内6位の招商銀行(3968/HK)が10.2%安と値下がり率上位に並んだ。

【亜州IR】

《SY》

 提供:フィスコ

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