【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):VIX短先物、サッポロHD、アイフル、ユーグレナ
■VIX短先物 <1552> 671円 +100 円 (+17.5%) ストップ高 本日終値
国際のETF VIX短期先物指数<1552>は寄り付きから買い物が集中。中国株安や、中国経済減速懸念を背景に世界株安の連鎖が起こっており、前日の米国株市場ではNYダウが530ドル安と4年ぶりとなる下げ幅を記録、恐怖指数と称されるVIX指数とリンクするETFで、基本的に米国株の予想変動率に連動することから、一気に水準を切り上げる展開となっている。
■サッポロHD <2501> 504円 +13 円 (+2.7%) 本日終値 東証1部 上昇率2位
サッポロホールディングス<2501>が逆行高。買い気配で始まり、一時は前週末比22円高となる513円まで急騰。その後もプラス圏で推移しており、全面安の中で異彩高状態となっている。米系大手証券では、「リスクオフの様相が強まる中、来期20%強の営業利益とのれん調整PER14倍は魅力的に映る」として、レーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエイト」へ、目標株価を500円から600円に引き上げ。一部、市場関係者の間では、信用倍率0.54倍、逆日歩発生の状況から「買い戻し機運も強そう」とも指摘されている。
■アイフル <8515> 412円 +2 円 (+0.5%) 本日終値 東証1部 上昇率8位
アイフル<8515>が全体相場に逆行して一時7%超の上昇をみせた。世界的な株安連鎖のなか東京市場でもリスク回避の売り圧力が強いが、こうしたなか、米国では9月利上げを見送る可能性も出ているほか、国内では日銀の追加金融緩和に対する期待も改めて浮上している。「ノンバンクは金融緩和局面で調達コストの低下メリットが見込まれる点が買いの手掛かり。アイフルは21日付でみずほ証券がレーティング『買い』で目標株価を570円に引き上げていることも買いを誘導している。ただ、他のノンバンクに買いが波及していないことは、単発的な人気にとどまる可能性を示唆している」(国内ネット証券大手)という指摘が出ていた。アイフルは直近20日申し込み現在で、信用取引の売り残が329万5000株増加する一方、買い残が333万6000株減少するなど、信用取組の改善が目立っていることもポジティブに作用しているようだ。
■ユーグレナ <2931> 1,402円 -160 円 (-10.2%) 本日終値
ユーグレナ<2931>がマドを開けて大幅に6営業日続落。21日引け後、株主優待の変更を発表したものの、地合いに抗し切れず下げ止まらない。ユーグレナでは、同社株式の長期保有を目的に、保有期間に応じた優待を実施する。同社株式を100株以上保有する株主に、同社通信販売で「ユーグレナ・ファームの緑汁」を購入の際に利用できる2000円割引クーポンを贈呈する。1年未満保有の株主には割引クーポン2枚を、1年以上では3枚を贈呈する。
■黒田電気 <7517> 2,156円 -194 円 (-8.3%) 本日終値
黒田電気<7517>が4日続落。21日開催された臨時株主総会で、旧「村上ファンド」を率いた村上世彰氏などによる株主提案が否決されたことを受けた、見切り売りが続いている。今期配当94円から弾いた配当利回りで4.2%台の水準にあるが、総会前の19日に2723円の年初来高値をつけていただけに高値警戒感もあり、目先筋の売りが膨らんでいる様子だ。
■ミクシィ <2121> 4,010円 -360 円 (-8.2%) 本日終値
ミクシィ<2121>が一時プラス圏に浮上。本日の高値は前日比40円高の4410円となっている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、「モンストが好調でも、好調であればある程、モンストへの高い収益依存度を株式市場は懸念していると思われる」と指摘。「第1四半期決算は市場コンセンサスを上回りポジティブ」と評価しながらも、17年3月期以降のモンストの成長の持続性を弱気にみているため、レーティング「ニュートラル」を継続。目標株価は従来の4900円から大きく引き上げて6000円に設定している。
■トランス・コスモス <9715> 2,686円 -241 円 (-8.2%) 本日終値
トランスコスモス<9715>が4日続落、一時前週末比247円安の2680円まで売られている。同社はこの日、ベトナム最大のデイリーディールサイト「HOTDEAL.vn」の運営企業であるHOTDEAL社と資本業務提携することを発表した。「HOTDEAL.vn」は、共同購入・フラッシュマーケティング(割引価格や特典がついたクーポンを期間限定でインターネット上で販売する手法)を活用し、レストラン・スパなどのバウチャー割引券、ファッション・家電・ 日用品・装飾品・玩具・健康美容機器などの商品、本・旅行ツアーなどのサービスを販売している。HOTDEALがもつECプラットフォームとトランスコスモスのオペレーションを融合し、ASEAN市場にEC進出する企業を支援する方針だが、全般急落で同社株も売りに押される展開が続いている。
■三井住友FG <8316> 4,635円 -406 円 (-8.1%) 本日終値
三井住友フィナンシャルグループ<8316>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、みずほフィナンシャルグループ<8411>など大手をはじめ銀行株の下げがひと際目立つ。銀行セクターは業種別下落率でも最下位を争う状況に売られている。中国経済減速や中国株安に端を発した海外株安の影響で、外国人投資家が利の乗っている銀行株を合わせ切りで吐き出す動きが観測されている。メガバンクは個人株主も多いことから、全体相場にとっても個人投資家の信用余力の低下が投げを誘発する悪循環となっているもよう。
■三井化学 <4183> 385円 -31 円 (-7.5%) 本日終値
三井化学<4183>が3日続落。この日の午後、同社の金属樹脂一体化技術ポリメタック が、ソニーモバイルコミュニケーションズ(東京都港区)とZMP(東京都文京区)の合弁会社エアロセンス(東京都文京区)の自律型無人航空機(UAV)の骨格部品として採用されたと発表したが、全般安の中、これを評価する動きは限定的となっている。ポリメタックは、従来では不可能であったさまざまな金属と樹脂の組み合わせにおける強固な接着・接合を可能にする新しいテクノロジー。これを活用することで、軽量化だけではなく、部品点数の削減や製造工程の削減など新たな複合的ソリューションの提供が可能となるという。今回、三井化学ではポリメタックを活用した炭素繊維強化プラスチックとアルミジョイントの一体化部品を、UAVの骨格として提供。骨格の剛性の向上や大幅な軽量化に成功しているとした。
株探ニュース
国際のETF VIX短期先物指数<1552>は寄り付きから買い物が集中。中国株安や、中国経済減速懸念を背景に世界株安の連鎖が起こっており、前日の米国株市場ではNYダウが530ドル安と4年ぶりとなる下げ幅を記録、恐怖指数と称されるVIX指数とリンクするETFで、基本的に米国株の予想変動率に連動することから、一気に水準を切り上げる展開となっている。
■サッポロHD <2501> 504円 +13 円 (+2.7%) 本日終値 東証1部 上昇率2位
サッポロホールディングス<2501>が逆行高。買い気配で始まり、一時は前週末比22円高となる513円まで急騰。その後もプラス圏で推移しており、全面安の中で異彩高状態となっている。米系大手証券では、「リスクオフの様相が強まる中、来期20%強の営業利益とのれん調整PER14倍は魅力的に映る」として、レーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエイト」へ、目標株価を500円から600円に引き上げ。一部、市場関係者の間では、信用倍率0.54倍、逆日歩発生の状況から「買い戻し機運も強そう」とも指摘されている。
■アイフル <8515> 412円 +2 円 (+0.5%) 本日終値 東証1部 上昇率8位
アイフル<8515>が全体相場に逆行して一時7%超の上昇をみせた。世界的な株安連鎖のなか東京市場でもリスク回避の売り圧力が強いが、こうしたなか、米国では9月利上げを見送る可能性も出ているほか、国内では日銀の追加金融緩和に対する期待も改めて浮上している。「ノンバンクは金融緩和局面で調達コストの低下メリットが見込まれる点が買いの手掛かり。アイフルは21日付でみずほ証券がレーティング『買い』で目標株価を570円に引き上げていることも買いを誘導している。ただ、他のノンバンクに買いが波及していないことは、単発的な人気にとどまる可能性を示唆している」(国内ネット証券大手)という指摘が出ていた。アイフルは直近20日申し込み現在で、信用取引の売り残が329万5000株増加する一方、買い残が333万6000株減少するなど、信用取組の改善が目立っていることもポジティブに作用しているようだ。
■ユーグレナ <2931> 1,402円 -160 円 (-10.2%) 本日終値
ユーグレナ<2931>がマドを開けて大幅に6営業日続落。21日引け後、株主優待の変更を発表したものの、地合いに抗し切れず下げ止まらない。ユーグレナでは、同社株式の長期保有を目的に、保有期間に応じた優待を実施する。同社株式を100株以上保有する株主に、同社通信販売で「ユーグレナ・ファームの緑汁」を購入の際に利用できる2000円割引クーポンを贈呈する。1年未満保有の株主には割引クーポン2枚を、1年以上では3枚を贈呈する。
■黒田電気 <7517> 2,156円 -194 円 (-8.3%) 本日終値
黒田電気<7517>が4日続落。21日開催された臨時株主総会で、旧「村上ファンド」を率いた村上世彰氏などによる株主提案が否決されたことを受けた、見切り売りが続いている。今期配当94円から弾いた配当利回りで4.2%台の水準にあるが、総会前の19日に2723円の年初来高値をつけていただけに高値警戒感もあり、目先筋の売りが膨らんでいる様子だ。
■ミクシィ <2121> 4,010円 -360 円 (-8.2%) 本日終値
ミクシィ<2121>が一時プラス圏に浮上。本日の高値は前日比40円高の4410円となっている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、「モンストが好調でも、好調であればある程、モンストへの高い収益依存度を株式市場は懸念していると思われる」と指摘。「第1四半期決算は市場コンセンサスを上回りポジティブ」と評価しながらも、17年3月期以降のモンストの成長の持続性を弱気にみているため、レーティング「ニュートラル」を継続。目標株価は従来の4900円から大きく引き上げて6000円に設定している。
■トランス・コスモス <9715> 2,686円 -241 円 (-8.2%) 本日終値
トランスコスモス<9715>が4日続落、一時前週末比247円安の2680円まで売られている。同社はこの日、ベトナム最大のデイリーディールサイト「HOTDEAL.vn」の運営企業であるHOTDEAL社と資本業務提携することを発表した。「HOTDEAL.vn」は、共同購入・フラッシュマーケティング(割引価格や特典がついたクーポンを期間限定でインターネット上で販売する手法)を活用し、レストラン・スパなどのバウチャー割引券、ファッション・家電・ 日用品・装飾品・玩具・健康美容機器などの商品、本・旅行ツアーなどのサービスを販売している。HOTDEALがもつECプラットフォームとトランスコスモスのオペレーションを融合し、ASEAN市場にEC進出する企業を支援する方針だが、全般急落で同社株も売りに押される展開が続いている。
■三井住友FG <8316> 4,635円 -406 円 (-8.1%) 本日終値
三井住友フィナンシャルグループ<8316>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、みずほフィナンシャルグループ<8411>など大手をはじめ銀行株の下げがひと際目立つ。銀行セクターは業種別下落率でも最下位を争う状況に売られている。中国経済減速や中国株安に端を発した海外株安の影響で、外国人投資家が利の乗っている銀行株を合わせ切りで吐き出す動きが観測されている。メガバンクは個人株主も多いことから、全体相場にとっても個人投資家の信用余力の低下が投げを誘発する悪循環となっているもよう。
■三井化学 <4183> 385円 -31 円 (-7.5%) 本日終値
三井化学<4183>が3日続落。この日の午後、同社の金属樹脂一体化技術ポリメタック が、ソニーモバイルコミュニケーションズ(東京都港区)とZMP(東京都文京区)の合弁会社エアロセンス(東京都文京区)の自律型無人航空機(UAV)の骨格部品として採用されたと発表したが、全般安の中、これを評価する動きは限定的となっている。ポリメタックは、従来では不可能であったさまざまな金属と樹脂の組み合わせにおける強固な接着・接合を可能にする新しいテクノロジー。これを活用することで、軽量化だけではなく、部品点数の削減や製造工程の削減など新たな複合的ソリューションの提供が可能となるという。今回、三井化学ではポリメタックを活用した炭素繊維強化プラスチックとアルミジョイントの一体化部品を、UAVの骨格として提供。骨格の剛性の向上や大幅な軽量化に成功しているとした。
株探ニュース