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【経済】コカコーラが中国投資拡大、17年までに40億米ドル


コカコーラは22日、向こう3年間に中国子会社工場に40億米ドル(約4870億円)の増資を実施すると予告した。2015~17年にかけて、さらに投資を上乗せする方針だ。中糧可口可楽、太古飲料、可口可楽装瓶投資集団と連携し、中国のボトリング事業を一段と強化していく。
河北省の香河中糧可口可楽華北飲料有限公司(華北廠)は、中国で45カ所目の現地工場。建設工事が最盛期に入った。投資額は3億5000万人民元(約5600万米ドル)を見込む。炭酸飲料、飲料水などの生産ライン9本を整備。年産能力2億5000万ケースを予定する。17年の完工を目指す1期では、工場面積を5万平米に設定。年産能力は1億ケースを予定する。
コカコーラは今月6日、湖南省長沙市の湘江新区で新工場の建設に着手した。傘下合弁の中糧可口可楽華中飲料有限公司を通じ、プロジェクトに3億2400万人民元を投じる予定。同社グループにとって、湖南省で2番目のボトリング工場となる。
新工場には、生産ライン9本(水飲料4本、炭酸飲料4本、果汁飲料1本)を設置。16年9月に量産態勢に移行し、年間1億6000ケースを出荷する計画だ。現地で労働者1000人の新規雇用を創出する。
湖南省の第1工場は2002年に稼動した。需要の伸びを見越し、新たな生産拠点を設けて増産態勢を築く。
コカコーラは1979年から中国市場の再開拓に着手。過去6年で70億米ドル、2014年までの累計で90億米ドルあまりを中国に投資してきた。中国全体の従業員数は、合計で4万5000人を超える。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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