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【特集】<特集> 決算で買われた銘柄 【東証1部】 (8月14日~20日発表分)


―これが「決算プラス・インパクト銘柄」!―

 発表された決算数字に対するマーケットの反応は千差万別だが、ここでは決算がどのように受け止められたか、その評価を株価の動きから探っていきたい。以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある銘柄群である。決算発表を経て、株価が発表前の水準から直近の8月21日まで水準を切り上げた銘柄を、上昇率の大きい順にランキングした(対象は東証1部。)

 今回はもともと発表銘柄は少ないが、8月21日に日経平均が597円安も急落したことで、好決算にもかかわらずプラス・インパクトがかき消されて下げてしまった銘柄があると思われる。そのため、スクリーニングに残ったのは僅か3銘柄にとどまったが、それだけに注目に値する3銘柄といえるかもしれない。

★No.1 オープンH <3288>
 15年9月期第3四半期累計(14年10月-15年6月)の経常利益は前年同期比56.1%増の121億円に拡大して着地。不動産流動化業務で投資用不動産の販売が大きく伸びたことが寄与した。戸建て住宅の販売好調やアサカワホームの買収効果も大幅増益に貢献した。また、決算と同時にクオカード贈呈などの株式優待制度の新設も発表している。

★No.2 あいHD <3076>
 15年6月期の経常利益は前の期比28.5%増の84.2億円に伸びて着地。続く16年6月期も前期比2.1%増の86億円に伸び、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。マンション向けセキュリティシステムやOEM向けスキャナなど情報機器の好調を見込む。

★No.3 IBJ <6071>
 15年12月期上期(1-6月)の経常利益は前年同期比35.5%増の3.8億円に拡大して着地。時流を捉えた婚活パーティーの動員数増加に加え、マッチングサイトの新規会員数が好調に伸びて収益貢献した。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード 銘柄名     市場  上昇率  発表日 決算期 経常変化率
<3288> オープンH   東1  15.06   8/14  3Q   56.08
<3076> あいHD    東1  3.56   8/19  本決算 2.11
<6071> IBJ     東1  1.17   8/14  上期  35.54

※上昇率は「8月21日終値÷決算発表前日の終値」。上昇率、経常変化率は(%)。上期は1-6月期。21日終値が100円未満の銘柄は除外。

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