【市況】英ポンド週間見通し:強含みか、利上げ期待は持続する可能性も
■下落、英早期利上げ観測後退で買い弱まる
先週のポンド・円は下落。一時195円台前半までポンド高・円安となったが、7月の小売売上高が予想を下回ったことで早期利上げの思惑が後退したことが対円レートの下落につながった。米9月利上げ観測の後退で米ドル・円相場が円高方向に振れたことはポンドの対円レートの上昇を抑える一因となった。取引レンジは192円20銭-195円04銭。
■強含みか、利上げ期待は持続する可能性も
今週のポンド・円は強含みか。英早期利上げ期待はやや後退したが、金利引き締めの方向に変わりないことから、ポンドは買われやすい見通し。28日に発表される4-6月期国内総生産(GDP)改定値が材料視されそうだ。速報値が下方修正された場合はポンド売りが強まるが、上方修正された場合は早期利上げ期待が高まり、ポンド買いが強まる可能性がある。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
28日:4-6月期国内総生産改定値(前年比予想:+2.6%)
予想レンジ:190円00銭-195円00銭
《FA》
提供:フィスコ