【通貨】来週の為替相場見通し=リスクオフ相場の行方注視
来週の東京外国為替市場のドル円相場は、リスク回避相場の行方を探る展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=121円50~123円80銭。状況次第で122円割れもありそうだ。市場は20日のニューヨーク株式市場が急落、日本に加え中国も株安となり、世界連鎖株安の様相を呈した。このなかドル円相場は7月13日以来の123円割れで一時、122円82銭まで売られた。心理的抵抗線である123円を一気に割り込んだことから、一段の下値を探る局面も予想される。当面は中国や米国の株価がどこで下げ止まるかが最大のポイントとなる。来週は週前半には、25日に米7月新築住宅販売、米8月CB消費者信頼感指数が発表される。特に注目を集めそうなのは、27日に予定されている米4~6月期GDP改定値で市場では3.2%への上方修正も予想されている。GDP改定値の上方修正を機に市場心理が好転することが期待される。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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