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【市況】21日の中国本土市場概況:上海総合は大幅続落で4.3%安、景気懸念が強まる


21日の中国本土マーケットは大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比156.55ポイント(4.27%)安の3507.74ポイントと続落した。上海A株指数は164.08ポイント(4.27%)安の3674.72ポイント。上海総合は週間で11.54%下落している。外貨建てB株相場も急落。上海B株指数が12.97ポイント(3.73%)安の334.65ポイント、深センB株指数が45.01ポイント(3.80%)安の1140.74ポイントで引けた。

指標低下が投資マインドを冷やす。朝方公表された8月の財新・中国製造業PMI(速報値)が47.1となり、前月確定値(47.8)と事前予想(48.2)を大きく下回ったことが嫌気された。景況判断の分かれ目となる50を割り込むのは6カ月連続。6年5カ月ぶりの低い水準となっている。幅広い銘柄が売られ、上海総合指数は下値抵抗線として意識されている3500ポイント近辺まで下落した(本日の安値は3490ポイント)。7月からの急落局面では、3500前後で反転する動きが目立っている。

業種別では、鉄道関連株の下げが目立つ。ゼネコンの中国鉄建(601186/SH)が5.2%安、車両製造の中国中車(601766/SH)が6.0%安で引けた。空運株や自動車株、素材関連株、不動産株、ITハイテク関連株なども急落する。朝方は高かった保険株も下げた。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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