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【特集】ネクステージ Research Memo(1):独自ビジネスモデルで急成長中、業界No.1狙う


ネクステージ<3186>は、愛知県名古屋市を本拠とする中古車販売事業者。商圏を特定地域に限定している同業者と異なり、広域で店舗展開をする独自ビジネスモデルで、急成長中だ。2015年11月期第2四半期末時点で、17都道府県に38拠点、48店舗を運営している。特徴は、ローコストオペレーション、高い生産性、高在庫回転、専門店化、中型の店舗形態をベースとする高効率経営である。2015年11月期の新規出店数は、16店を計画している。

2015年11月期第2四半期(2014年12月?2015年5月)の連結業績は、売上高が前年同期比27.8%増の31,095百万円、経常利益が同3.3倍の847百万円だった。第2四半期として、過去最高の利益額を計上した。ただし、2014年4月に実施された消費税率引上げの影響が想定以上に長引いており、計画どおりの来店数や利益率が確保できず、期初予想に比べ利益面では未達となった。

2015年11月期は売上高が前期比33.4%増の67,304百万円、 経常利益が同3.1倍の1,846百万円を予想している。前期に出店した店舗がフルに寄与するうえ、当期の新規出店が増収を加速する。消費増税後の特殊要因がなくなり、例年どおりの事業環境を前提にしている。

長期ビジョンとして、2020年に200店舗、売上高2,000億円、経常利益100億円、業界シェア10%の目標を掲げている。

■Check Point
・広域・多店舗展開という独自のビジネスモデルで急成長中
・2015年11月期はV字回復、経常利益は過去最高へ
・全国No.1の中古車ディーラーを目指し 「2020年ビジョン」を掲げる

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《HN》

 提供:フィスコ

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