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【市況】東京株式(大引け)=597円安、リスク回避で大台割れ

 21日の東京株式市場は前日の欧米株安を受けて寄り付きから売りが集中、日経平均株価は2万円大台を大きく割り込み、下値模索の展開が続いた。
 大引けの日経平均株価は前日比597円69銭安の1万9435円83銭と急落。7月8日の638円安に次ぐ下げ幅となった。東証1部の売買高概算は27億6527万株、売買代金概算は3兆1914億3000万円。値上がり銘柄数は33、対して値下がり銘柄数は1854、変わらずは4銘柄だった。東証1部全体の98%の銘柄が下げる文字通りの全面安商状となった。
 きょうの東京市場は狼狽的な売りがかさみ日経平均は600円近い下げとなった。日経225採用銘柄でプラス圏を維持したのは北越紀州<3865>1銘柄のみ。中国株安に端を発した世界株安の流れが波及し、為替の円高や原油安もリスクオフの流れを暗示、広範囲にわたり投げ売り状態となった。中国・上海株を中心にアジア株が総じて軟調展開となったことも嫌気されている。世界株安の連鎖を恐れ手仕舞い売りが後を絶たず、結局、日経平均は安値引けとなった。
 個別では、トヨタ<7203>が大幅安となったほか、ソフトバンク<9984>、任天堂<7974>も大きく下げた。日本電産<6594>が安く、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>など大手銀行株が大商いで急落した。ヤクルト<2267>、ファーストリテ<9983>、JR東海<9022>の下げもきつい。半面、テクマトリックス<3762>がストップ高、ネクスト<2120>も値を飛ばした。東燃ゼネ<5012>がしっかり、サンセイランディック<3277>、電算システム<3630>も高い。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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