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2015年08月21日15時45分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):東エレク、ゼオン、OLC、トヨタ

■東京エレクトロン <8035>  6,120円  -226 円 (-3.6%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>が4日続落、株価は237円安の6109円まで売り込まれる場面があって年初来安値を更新した。半導体製造装置関連には年初来安値を更新するか、安値圏に迫っている銘柄が目立つようになっている。株式市場では半導体関連銘柄の下落トレンドが明確になっている。代表的な銘柄では東京エレクトロン、アドバンテスト<6857>、日立ハイテク<8036>、ディスコ<6146>、 SCREENホールディングス<7735>などが挙げられる。また関連銘柄からも半導体業界の先行きが厳しいことを感じさせられる材料がある。本日は岩井コスモ証券がCKD<6407>のレー ティングを「A」から「B+」へ格下げしたことが業界内で伝わっている。ただ、目標株価は1300円から1350円に引き上げられている。主力の半導体銘柄の以外に、こうした関連銘柄にも下期見通し懸念が波及すると株価上昇トレンドにひびが入る展開となろう。

■日本ゼオン <4205>  1,070円  -37 円 (-3.3%)  本日終値
 モルガン・スタンレーMUFG証券の電子材料業界のリポートでは、「PC需要不振に伴う半導体材料の停滞、スマホ需要スローダウンやTV需要低迷を背景としたディスプレイ関連材料の伸び鈍化から、業績拡大ピッチは鈍い」と指摘。15年度の各社業績は、「コンセンサス予想並みあるいは下回る可能性が高い」と考え、同証券カバレッジ8社合計の15年度営業利益を18.1%増益予想から15.4%増益予想に引き下げ。「円安進行はプラスファクター」としながらも、最終需要が想定を下回りそうなことから、業界投資判断「インライン」を継続。個別では日本ゼオン<4205>をトップピック推奨している。

■オリエンタルランド <4661>  6,800円  -215 円 (-3.1%)  本日終値
 オリエンタルランド<4661>が大幅続落。市場では中国経済懸念とインバウンド効果のピークを懸念する見方が増えてきているようだ。マーケット関係者の間では、UBS証券がオリエンタルランドのレーティングを「Sell(売り)」、今後12カ月の目標株価6600円としていることが確認されている。運営する東京ディズニーランド、ディズニーシーの入園者数は2014年度に3137万人と過去最高を記録したが、有望な事業が育っていない段階だと現在の株価は割高と指摘している。特に証券関係者に注目されたのは、オリエンタルランドが収益貢献できる新規事業があれば株価は9000円を超える可能性があり、新規事業への投資が思うように進まない場合は株価が5000円を割る可能性があるという点に驚きの声が聞かれた。

■トヨタ自動車 <7203>  7,500円  -232 円 (-3.0%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>、日産自動車<7201>など自動車株に売りが集まっている。前日の米国株急落で外国人投資家のリスク許容度が低下していることに加え、足もとの外国為替市場で1ドル=123円台半ばでの推移と円高ドル安に振れており、これを受けて輸出採算改善に対する期待が後退、前日に続き下値模索の展開に。

■NEC <6701>  387円  -10 円 (-2.5%)  本日終値
 NEC<6701>が4日続落。安いところでは前日比11円安となる386円まで値下がりしており、現在もきょうの安値圏で推移している。きょう付の日本経済新聞朝刊では、「同社は人工知能(AI)技術を使い、監視カメラの映像から不審者を特定するソフトを月内に発売する」と報道。「利用料を抑えつつ警備業務を効率化できる」と伝わったため、期待感はあったものの、全面安の流れでは無力の格好。

■日立建機 <6305>  1,874円  -40 円 (-2.1%)  本日終値
 日立建機<6305>やコマツ<6301>など中国関連株が軒並み安。ダイキン工業<6367>やユニ・チャーム<8113>も値を下げている。20日の中国・上海株式市場が3%安と再度下落基調となり、中国景気の先行きを懸念する動きが強まっている。この日の上海市場の動向が市場の関心を集めているほか、この日は中国製造業PMIなどの発表もあり、その動向が市場の注目となっている。

■ニチイ学館 <9792>  904円  -19 円 (-2.1%)  本日終値
  ニチイ学館<9792>は3日続落。株価は一時、前日比25円安の898円まで売られ年初来安値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は20日、同社株のレーティングの「ニュートラル」を継続するとともに目標株価を900円から860円に引き下げた。人手不足による訪問介護の売り上げ減などを考慮し、同証券では業績予想を下方修正。16年3月期の連結売上高は前期比3.2%増の2806億円(会社予想2943億円)、営業利益は同18.8%減の42億円(同89億円)、最終損益はゼロ(同26億円の黒字)と予想している。

■長谷工コーポレーション <1808>  1,478円  -30 円 (-2.0%)  本日終値
 長谷工コーポレーション<1808>が3日続落。前日比56円(3.7%)安の1452円まで売られている。大和証券が20日付で長谷工の目標株価を引き上げたことが観測されているものの、全面安商状の中で株価に特段の反応はなく、売り込まれている。大和証券はリポートで、長谷工の2016年3月期第1四半期(4~6月)の連結営業利益112億円(前年同期比2.1倍)について、「想定を上回る進捗と捉えており、ポジティブな印象」としている。また、「利益率改善はさらに進む公算が大きい」と見ているほか、「当面は売上成長+利益率改善の両方が続こう」との見解を示している。同証券は、長谷工の株式レーティング「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は1800円から1900円へ引き上げられた。

■日本リテール <8953>  244,800円  -4,900 円 (-2.0%)  本日終値
 日本リテールファンド投資法人<8953>が4日続落。安値では、前日比5300円安の244400円まで売られる場面があった。同社は20日引け後、16年2月期の分配金予想を4180円から4200円に、営業利益を125億1800万円から132億900万円に引き上げると発表した。あわせて、取得予定資産のうち、高田馬場およびGビル秋葉原01を2015年9月15日付、Gビル秋葉原02は9月18日付、Gビル南青山01(B館)とGビル阿倍野01は10月1日付、Gビル梅田01は10月8日付で、それぞれ取得することを決定したと報告している。

■村田製作所 <6981>  16,710円  -310 円 (-1.8%)  本日終値
 村田製作所<6981>が下げ幅縮小。売り気配で始まったものの、一時プラス圏に浮上するなど買い意欲の強い展開。本日はシティグループ証券がレーティングを「2」から「1」に格上げしているため、押し目買い機運が強くなっているようだ。同証券では、「スマホ市場減速の影響を受けやすいと認識されている」としながらも、「市場シェアを獲得していることやLFTの普及で員数上昇が継続している」として、「業績は堅調に推移する可能性が高い」と指摘。

●ストップ高銘柄
 田中化学研究所 <4080>  601円  +100 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値
 シグマクシス <6088>  616円  +100 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値
 テクマトリックス <3762>  1,031円  +150 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

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