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【市況】21日の株式相場見通し=NYダウの急落を受け日経平均は2万円割れへ

 21日の東京株式市場は、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が急落したことを嫌気して、大幅安となることが予想される。日経平均株価は取引時間中として7月13日以来となる2万円割れとなりそうだ。
 20日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比358.04ドル安の1万6990.69ドルと大幅安で3日続落。心理的フシ目となる1万7000ドルを割り込み、14年10月29日以来ほぼ10カ月ぶりの安値水準となった。下落幅は、11年11月9日(389ドル)以来ほぼ3年9カ月ぶりの大幅なものとなった。
 中国・上海総合指数の大幅反落や、欧州株式の続落などで世界的な経済減速への警戒感が高まり、リスク回避の売りが加速する展開となった。経済指標では、週間の新規失業保険申請件数が、27万7000件と市場予想平均の27万1000件を下回ったことが嫌気された。ナスダック総合指数は、同141.563ポイント安の4877.488と3月26日以来ほぼ5カ月ぶりの安値で終えた。
 21日早朝の東京外国為替市場は1ドル=123円40銭台での推移となっている。
 日程面では、6月の毎月勤労統計確報値、7月の需要実績速報、7月の全国スーパー売上高に注目が集まる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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