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【市況】今日の日経平均はこうなる~10時台の中国市場の動向を注視


【大幅安となる】10時台の中国市場の動向を注視=フィスコ田代 昌之

円建てCME先物は前日の225先物比435円安の19605円。為替市場では、ドル・円が123円40銭台、ユーロ・円が138円60銭台(8時00分時点)。欧米株の流れを引き継ぎ、日経平均は大きなギャップ・ダウンで取引を開始する公算が大きい。先物市場では売り一巡後は買戻す動きが入ることなどから寄付き1時間の商いは2-3万枚と大きく膨らむと見る。ボラタイルな地合いとなっていることで、上海総合指数が前日比下振れとなれば日経平均一段安もありえる。10時45分に8月の中国財新製造業PMI速報値が発表されることから、10時台は人民元の基準値発表を含め中国市場の動向が警戒されよう。足元、ABNアムロが大商いを演じているが、クレディ・スイス、JPモルガン、モルガンなどのブローカーの名前が売り方上位でよく見られる。一部では「ロングマネーが日本から撤退」との指摘も浮上している。

なお、個別銘柄では、黒田電気<7517>の臨時株主総会が大阪で開催される。16%超の株を保有し事実上の筆頭株主である旧村上ファンド系の投資ファンドが、株主還元策の拡大を引き出すことができるか注目されている。全面安となる公算が大きい東京市場で数少ない株価動意材料と言えよう。

《SY》

 提供:フィスコ

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