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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 19,500円~19,800円。

 米ダウ平均は、中国株式市場の下落により、同国の先行き不安から世界経済に対しての懸念が広がり、大幅続落で取引を終了。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)435円安(円建て)と、大きく値下がりして取引を終了していることから、東京市場の朝方も売り先行から、シカゴの清算値である19,605円にさや寄せしての取引開始となりそうだ。

 一巡後は、為替市場で円高基調が強まっていることや、米国株式市場のADR(米国預託証券)では、軒並みマイナスとなっているだけに、幅広いセクターで処分売りが急がれ、全面安の展開が予想されるが、上海総合指数は辛うじて、下値支持線を維持していることから、10:30からの取引で反発するような局面が見られれば、一部買戻しに動くことも十分期待出来そうである。

 テクニカル的には、シカゴの先物を基準に考えると、日経平均は目先の支持帯である、一目均衡表の雲を割り込んでくるのは必至で、心理的節目である19,500円台が当面の下値メドとなりそうだが、この水準も維持出来ない場合は、ショック時の安値(19,115円)や、200日移動平均線(18,990円前後)近くまでの調整も視野に入ってくるだろう。

 新興市場では、ジャスダック平均は目先の下値メドである、75日移動平均線(2713ポイント前後)を割り込む公算であることから、7/9の長い下ひげでもサポートした、一目均衡表の雲の下限(2,664ポイント前後)が次の支持帯となりそうで、マザーズ指数は、ボリンジャーバンド-1σ(903ポイント前後)~-2σ(864ポイント前後)のレンジ内での取引が推測される。

 本日の予想レンジ 19,500円~19,800円。(ストック・データバンク 編集部)

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