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【経済】NYの視点:エコノミストは依然9月の米利上げを予想、FOMC議事録公表後


米連邦準備制度理事会(FRB)が7月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表後も、ほとんどのエコノミストは依然9月の利上げを予想している。米国の経済専門局であるCNBCの調査で明らかになった。回答した17名のエコノミストのうちJPモルガン、バークレイズなどのエコノミストを含む11名が9月の利上げを予想。7月FOMC後に発表された一連の経済指標が楽観的な結果だったことを理由に挙げた。ゴールドマンサックスなどのエコノミストを含む5名が12月の利上げを予想。2016年の1月と予想したのは1名だけ。

一方、金融先物市場では9月の利上げ確率が大幅に後退した。7月のFOMC議事録前の水準は45%だったが、議事録が公表されたのち24%まで低下した。7月時点の26%も下回った。12月の確率は59%。FOMC前の73%、7月の62.7%から軒並み低下した。確率が90%を超えるのは2016年6月になる。FOMCの利上げ開始のタイミングに関してはFOMCメンバーを含めて、見解が大きく分かれる。ドルも引き続き方向感を探り乱高下が予想される。

《NO》

 提供:フィスコ

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