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2015年08月20日15時37分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):星光PMC、イリソ電子、丸和運機関、クルーズ

■星光PMC <4963>  1,104円  +150 円 (+15.7%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 星光PMC<4963>に短期資金流入、ストップ高カイ気配となった。「前日のNHKニュースなどで環境省がセルロースナノファイバーを開発する実証事業を来年度から始める方針と伝わり、これを材料視する買いが関連株に入った。特に同社は値動きが軽く、個人投資家が比例配分取り狙いで買い注文を入れている」(国内ネット証券大手)と指摘している。セルロースナノファイバーは植物由来の軽量素材で炭素繊維並みの強度を持つ。同社は製紙用薬品を手掛けるが、それをベース技術としてセルロースナノファイバーの開発で以前から市場の注目度が高い。また同じ背景で、製紙メーカーで株価低位の中越パルプ工業<3877>なども値を飛ばしているほか、炭素繊維強化プラスチックの新製品の開発が伝えられている阿波製紙<3896>なども再人気化している。

■イリソ電子工業 <6908>  6,220円  +660 円 (+11.9%)  本日終値
 イリソ電子工業<6908>が反発。株価は一時、前日比670円高の6230円まで買われた。18日の取引終了後に16年3月期第2四半期(4~9月)の連結利益予想の減額修正を発表したことが嫌気され、19日の株価は急落した。ただ、同日に開催された決算説明会などを経て株価には見直し買いが流入している。ゴールドマン・サックス証券は19日、同社株の「買い」推奨を継続した。目標株価は8800円としている。19日の説明会とスモールミーティングでは、「第1四半期に発生した計画外のコストは中期成長力の確保に向けた戦略の一環」との説明を受けたとし「来期以降の業績成長ペースの加速に自信が示された」ことを評価している。

■丸和運輸機関 <9090>  5,480円  +460 円 (+9.2%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 19日、丸和運機関 <9090> が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■クルーズ <2138>  3,840円  +240 円 (+6.7%)  本日終値
 クルーズ<2138>が3日続伸。株価は一時、前日比430円高の4030円まで買われている。同社はこの日、対戦と共闘のパズルRPG「Elemental Story(エレメンタルストーリー」のテレビCMを22日から全国で放映開始することを発表した。「エレメンタルストーリー」は、7秒間のうちにピースを動かして特定のカタチを描くことで必殺技スキルを発動・乱射させて戦う対戦と共闘のパズルRPG。手軽ながらも奥深い戦略性と爽快感を併せ持つゲーム性が評価され、100万ダウンロードを突破し、各ストアでも人気ランキングの上位に位置している。今回のCM放映で更なるダウンロード増が期待される。

■ぐるなび <2440>  2,193円  +113 円 (+5.4%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 ぐるなび<2440>が急反発、20日付の日本経済新聞が「タカラトミーは料理レシピサイト運営のクックパッド、飲食店検索サイトのぐるなびと提携する」と報じた。「(タカラトミーが)10月発売の会話ロボット『OHaNAS(オハナス)』を通じレシピや飲食店の情報を消費者に紹介する」と伝えており、飲食店からの課金収入を収益の柱とするぐるなびにとって、業績拡大の足場となる材料ととらえられた。

■アズビル <6845>  3,135円  +140 円 (+4.7%)  本日終値
 アズビル<6845>は継続買いが観測され5連騰、全体地合いに流されない独歩高で上げ足を加速している。同社は制御・自動化機器の大手。オールドファンなら旧社名の「山武ハネウェル」に馴染みが深い。米ハネウェル社との資本提携解消を経て現社名となっているが、業績は成長分野への軸足シフトが功を奏して増収増益路線を走っている。オフィスビルや商業施設の空調制御などを手掛けるビルディングオートメーションが収益の主力で圧倒的な国内シェアを持っている。16年3月期は営業利益段階で前期比22%増の187億円を見込むが、「2020年の東京五輪を控え、首都圏で大型の再開発案件が増加し同社の収益押し上げ要因となる」(国内証券)見込みで、来期以降の収益成長にも期待がかかっているようだ。また、「三菱UFJモルガン・スタンレー証券が19日付でレーティングを『オーバーウェート』に引き上げ、目標株価も4180円に引き上げているが、買いの主体は法人筋とみられる」(同)としていた。

■あい ホールディングス <3076>  2,282円  +96 円 (+4.4%)  本日終値
 あい ホールディングス<3076>が反発。前日比26円安の2160円で始まったものの、高値で2298円まで上昇。その後もプラス圏で推移している。同社は19日引け後、15年6月期の連結決算で売上高がその前の期と比べ11.8%増の413億3300万円、営業利益が同11.2%増の71億1800万円になったと発表。会社側では、セキュリティ機器のセグメント利益が同9.4%増の29億8300万円となり、情報機器に関しては「スキャナのOEM販売が順調に推移したことや、海外市場におけるコンシューマ向け小型カッティングマシンの販売が好調に推移した」として、セグメント利益が同52.4%増の16億6300万円になったと発表しており、きょうの市場では、主力事業の好調が好感されているようだ。

■ソフトバンクグループ <9984>  7,642円  +165 円 (+2.2%)  本日終値
 19日、ソフトバンク <9984> が孫正義社長の後継者と目されるニケシュ・アローラ副社長が約600億円相当のソフトバンク株を個人で買い付けると発表したことが買い材料視された。前日終値ベースで発行済み株式数の約0.7%にあたり、買い付けは今後6ヵ月間にわたり実施する予定。アローラ副社長の私財を投じての自社株買いは、企業の成長と将来への自信と責任の表れと見られ、これを好感する買いが向かった。

■ヨコレイ <2874>  1,020円  +22 円 (+2.2%)  本日終値
 ヨコレイ<2874>が年初来高値を更新。高いところでは前日比44円高の1042円まで上昇する場面が見られた。いちよし経済研究所では、「冷蔵事業という安定的な収益基盤に、改革に取り組む食品販売事業の利益を上乗せすることで、持続的な利益成長が可能」と指摘。また、「事業環境の逆風が一服したことで、業績の踊り場局面から安定的な成長局面へと移行する」とみて、15年9月期の営業減益後、16年9月期に増益転換を果たすと予想。このリポートが買い材料視されているようだ。

■ライト工業 <1926>  1,161円  +24 円 (+2.1%)  本日終値
 ライト工業<1926>が反発。朝方は買い気配で始まり、高値では前日比49円高となる1186円まで上昇する場面があった。大和証券が19日付で、同社株のレーティング「1」を継続し、目標株価を1380円から1400円に引き上げたリポートをリリース。同証券では、17年3月期予想PERで11.8倍の水準であることに着目して、「同社が得意とする防災・減災の工事需要は中長期的に増加が見込まれ、今期も過去最高の連結営業利益更新を予想する」として、「株価に評価余地がある」と指摘。「受注高は耐震化工事を中心に好調、通期でも営業増益」とコメントしている。

株探ニュース

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