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【市況】東京株式(寄り付き)=中国懸念背景にリスク回避の流れ続く

 20日の東京株式市場はやや売り優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比28円安の2万194円と続落。前日の米国株市場ではNYダウが162ドル安と続落、原油市況の下落でエネルギー関連株が売られたほか、中国経済減速に対する懸念が重荷となっている。公表された7月のFOMC議事要旨では9月利上げを見送る可能性もあり得るとの思惑が浮上、NYダウは一時プラス圏に切り返す場面もあったが、買いが続かなかった。前日の中国・上海株は高く引けたものの、依然として不安定感が強く、東京市場も運用リスクを避ける動きが続いている。また、外国為替市場では1ドル=123円台後半と前日夕と比較して円高に振れており、これも輸出株中心に買い手控え感を助長している。ただ、日経平均は前日に330円強の下落をみせており、押し目買いに下げ渋る可能性もありそうだ。寄り付き時点で業種別では33業種中、不動産、海運、その他製品など6業種程度が高い。値下がりで目立つのは鉱業、保険、石油、ゴム製品、銀行など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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