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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 20,000円~20,200円。 

 米ダウ平均は、中国経済に対しての懸念が残るなか、この日発表の米7月の米消費者物価指数(CPI)が、6カ月連続でプラスとなったことで、9月の利上げ観測が高まったことを嫌気し続落。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)130円安(円建て)と、値下がりして取引を終了していることから、東京市場の朝方も売り先行から、シカゴの清算値である20,100円にさや寄せしての取引開始となりそうだ。

 一巡後は、引き続き中国市場の動向を警戒しながらの取引が想定され、また、原油価格下落により、エネルギーセクターも冴えない値動きが予想されることから、マーケットは終日方向感の乏しい上値の重い展開となる公算だが、上海総合指数も、強硬な下値支持線(200日移動平均線)に近づいているだけに、一旦目先の底が入るようであれば、買戻しの動きからプラス圏浮上も視野に入ってくるだろう。

 テクニカル的には、日経平均は昨日の大幅下落で、目先の支持線であった75日移動平均線(20,321円前後)を割り込み、ボリンジャーバンドの-2σ(20,224円前後)もブレイクしてきたことから、次の下値メドは、一目均衡表の雲(20,033円前後)となりそうだが、心理的節目でもある20,000円の大台も近いことから、少し押し目を拾いたい水準でもある。

 新興市場では、ジャスダック平均が反落から、5日移動平均線(2,732ポイント前後)を再び下抜いたことから、次の下値メドは75日移動平均線(2711ポイント前後)に、マザーズ指数は、ボリンジャーバンドの-1σ(910ポイント前後)~-2σ(872ポイント前後)のレンジ内での取引が推測される。

 本日の予想レンジ 20,000円~20,200円。(ストック・データバンク 編集部)

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