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2015年08月20日07時30分

【経済】NYの視点:9月の利上げ示唆なし、米7月FOMC議事録


次回9月16-17日に予定されている次回連邦公開市場委員会(FOMC)はあと4週間にせまった。米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した7月28-29日開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の中で、大半のメンバーが利上げを開始する条件がまだ整っていないとの判断ながら、「条件達成は近い」と見ていることが明らかになった。ただ、9月の利上げを明確示唆するにはいたらなかった。労働市場は目標である完全雇用に一段と近づいたものの、さらに改善する余地があると見ている。また、ほとんどのメンバーが、インフレの確信にさらなる証拠が必要だと指摘。インフレの下方リスクを指摘したメンバーもいた。

ドル高や燃料価格の下落が経済に与える影響は「一時的」との見方ながら、数人のメンバーは中国リスクが米国経済の見通しに与える潜在的なリスクにも言及。米ウォールストリートジャーナル紙のFedウォッチャー、ヒルゼンラス氏も7月の議事録は連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げへの明確な合図を示していないと指摘した。「利上げの条件達成は近い」との文言は9月の利上げも除外していないことを示唆する。しかし、一部の参加者は今後の新たな指標がかならずしもインフレが中期的な目標である2%に近づく十分な理にかなう自信の基盤にならないとしており、経済の一段の悪化に対する手段が欠如すること、特に中国など海外の景気悪化が米国経済に与えるリスクなどから時期尚早の利上げを警戒している。

《NO》

 提供:フィスコ

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