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【材料】欧州有力証券の鉄鋼セクター見解、「外部環境が厳しく、高炉株の魅力が高まる時期ではない」

 UBS証券の鉄鋼セクター(高炉株)のリポートでは、想定よりも弱い内需、世界の需給バランスが予想よりも悪化、人民元安による中国ミルの輸出攻勢のリスク、保護主義台頭による輸出市場での競争激化の可能性など、「不透明要因が多く、高炉株を取り巻く悲観材料が増えている」と指摘。「国内在庫減少と国際市況の底入れが確認されれば、16年度の業績回復を織り込み、株価は底入れする可能性がある」と見ているものの、「需給が芳しくない中で各社減産緩和に動いているため、在庫指標は回復感のないまま一進一退となるリスクもある」と解説。
 高炉セクターに対する投資判断は「中立」を継続。「外部環境が厳しく、高炉株の魅力が高まる時期ではない」としながらも、長期視点では、フリーキャッシュフローが豊富な新日鉄住金<5401>を推奨している。
《MK》

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