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【材料】不動産流動化関連が軒並み高、大都市圏の不動産市況回復と政府の景気浮揚策期待

 サンフロンティア不動産<8934>、レーサム<8890>、サムティ<3244>、トーセイ<8923>など不動産流動化関連が高い。インバウンド需要は東京・大阪圏でホテルなど宿泊施設が恒常的に満室となる社会現象を引き起こしているが、これは間接的に不動産市況の改善を促す材料として注目されている。また、15年4~6月期のGDPが3四半期ぶりのマイナス成長となったことを受けて、安倍政権内部でも経済対策の必要性を主張する声が強まっており、アベノミクスが第一義に掲げるデフレ脱却を確かなものとする景気浮揚策への思惑が高まっている。
 そのなか、不動産再生ビジネスを展開する不動産関連株に商機拡大を見込んだ買いが入っているもようだ。サンフロンティアは中小型のオフィスビルの再生販売を主力としており、16年3月期は5期連続の増収増益が濃厚。レーサムは富裕層に投資用物件を販売し、ファンド運用も手掛けている。また、サムティは関西エリアを地盤に投資向けマンション販売が好調、トーセイも中古ビルの再生事業が軌道に乗っており、不動産開発や賃貸事業なども収益貢献している。

サンフロンティアの株価は13時57分現在1031円(△11円)
レーサムの株価は13時57分現在1283円(△9円)
サムティの株価は13時57分現在1098円(△18円)
トーセイの株価は13時57分現在836円(△5円)



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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