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【材料】大豊建が大幅高、戻り足急でマド埋め完了

 大豊建設<1822>が大幅高、東証1部値上がり率上位に買われ、8月11日の戻り高値558円を一気に上抜いた。全体相場は強含みで推移しているものの主力輸出株の上値は重く、内需関連に目が向きやすくなっており、建設株はうまく循環物色の波に乗っている。そのなか同社は官公庁向け案件に強くシールド工法など大深度地下工事で実績を有し、リニア中央新幹線工事の有力関連株として業容拡大期待が大きい。足もとの業績も震災復興工事や首都圏再開発などの案件が高水準。受注時利益率の確保を主眼とする営業活動の徹底もあって、手持ち工事の利益率向上もプラスに働いている。15年4~6月期の連結決算は営業利益が前年同期比3.1倍の8億5500万円と好調。公募増資を嫌気され7月14日にマドを開けて急落したが、そのマドを埋め切るかたちとなった。

大豊建の株価は10時48分現在579円(△37円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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