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【材料】キムラユニティーが6連騰、トヨタグループで頭角現し最高値が指呼の間

 キムラユニティー<9368>が6連騰。新値街道を走るが、時価は長期波動でも06年1月につけた上場来高値1540円の払拭を目前にとらえ、要注目の場面にある。同社はトヨタグループ向けに自動車部品の入出庫・保管・輸送などの物流サービス事業を主力としており、業績は親会社の業績を反映した好環境を享受している。16年3月期の第1四半期(4~6月)は国内の自動車生産工場で部品を格納するパレットの更新需要が会社側の想定を上回っており、連結営業利益は2億8600万円(同52.1%増)と好調だった。通期見通しについても、第1四半期に足を引っ張った北米西海岸の港湾ストライキの影響が下期は解消されることが予想され、上振れの可能性が指摘されている。また、同社は18年3月期に営業利益を25億円(前期実績比64%増)に引き上げる中期経営計画を掲げる。トヨタグループとの取り引きで積み上げた実績とノウハウを生かし、他業種向け物流作業受託を強化するビジネスモデルを推進しており、中期的な業容拡大に対する期待も株高の原動力となっている。

キムラユニティーの株価は11時30分現在1534円(△43円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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