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【材料】ウィルソンWLWが連日の高値後急落、信用取引規制で利益確定売り膨らむ

 ウィルソン・ラーニング ワールドワイド<9610>が寄り付き後に、連日の年初来高値となる777円を付けたものの急落。後場に一時、前日比106円(14.7%)安の616円まで売られる場面があった。東京証券取引所が同社株の信用取引について、きょうの売買分から委託保証率を50%以上(うち現金20%以上)とする臨時措置を発表しており、個人投資家が信用取引による売買を手掛けにくくなることから、利益確定目的の売りが膨らんでいるようだ。
 日証金もきょうの売買分から、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる貸借担保金率を30%から50%(同20%)へ引き上げている。
 同社の大株主である日本経済新聞社が、英フィナンシャル・タイムズ・グループの買収を決めたことをきっかけに7月下旬以降、株価が急伸していたことに対する措置とみられる。
《MK》

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