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【材料】日本プロセス---社会インフラ分野システムに強み


日本プロセス<9651>はエネルギー、自動車、鉄道、防災、情報機器などの社会インフラ分野に関わるシステム開発に強み。具体的には火力発電所の起動や停止、発電量の自動制御機能、鉄道運行管理システムなどを開発している。発電所向けでは制御システムの更新や新規案件有り。

2015年5月期は売上高で前期比10.2%増の58.13億円、営業利益で同30.0%増の4.87億円と大幅増収増益を達成した。全社的に受注が堅調であったようだ。2016年5月期は売上高で前期比6.3%減の54.5億円、営業利益が同24.2%減の3.7億円が見込まれている。前期における技術者の稼働率が1年を通して高い状況で推移したことについては「特需的な受注環境」との認識が示されているものの、前期の実績や業界環境を鑑みれば、受注が堅調との見方は変化していないと想定される。

PBRは0.69倍と1倍を下回り、配当利回りは2.73%と相対的に高水準。1株あたり配当は30円が安定的に配当されている。前期は業績が好調だったことにより、35円配当となるなど、安定配当プラス業績連動が採用されているようだ。

《SF》

 提供:フィスコ

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