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【材料】サンリンが4~6月期決算発表を延期、従業員による不正行為が判明

 長野県の燃料商社の、サンリン<7486>が3日引け後、 従業員による不正行為が行われていたことが判明したため、8月7日公表予定の2016年3月期第1四半期(4~6月)決算の発表を延期をせざるを得ない状況となったと発表した。
 会社側の発表によると、2016年3月期第1四半期決算の処理および監査法人の四半期レビューの過程で、15年7月24日に同社一支店で棚卸資産残高の異常な変動を発見。7月27日および28日にヒアリング並びに裏付け調査した結果、当該支店での一部の取引について、1人の従業員が架空仕入れを利用した金銭着服の事実を隠ぺいするため、架空棚卸資産と架空売上の計上という不正操作の可能性が複数年に及んでいることが発覚したとしている。
 会社側は調査委員会を設置、当該不正行為による被害額は鋭意調査中で、最終的な純利益に対する影響額は、複数年累計で約1億1000万円と推定している。
《MK》

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