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【材料】アドバンテが急反落、第1四半期営業利益2ケタ増も中間期予想が市場予想下回る

 アドバンテスト<6857>が急反落。28日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高402億7700万円(前年同期比9.4%増)、営業利益27億900万円(同12.8%増)、純利益19億300万円(同42.1%増)と2ケタ営業増益となったものの、同時に発表した9月中間期の業績予想が、売上高850億円(前年同期比7.7%増)、営業利益80億円(同25.1%増)、純利益62億円(同35.2%増)となり、営業利益で100億円程度を見込んでいた市場予想を下回ったことが嫌気されているようだ。
 足もとは、スマートフォンやデータサーバー向けのより高性能なメモリ半導体の増産対応をはじめとして、半導体製造装置に対する堅調な投資継続が寄与。また、メモリ半導体テストシステムの需要が伸びたことを受けて、事業連動性が高いデバイス・インターフェイス事業も堅調に推移したほか、半導体の微細化進展を背景にナノテクノロジー事業も伸長した。なお、16年3月期通期業績予想は売上高1650億円(前期比1.0%増)、営業利益150億円(同2.6%増)、純利益120億円(同7.3%減)の従来予想を据え置いている。

アドバンテの株価は10時47分現在1076円(▼76円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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