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【市況】英ポンド週間見通し:ギリシャ問題でユーロ売り、ポンド買い増加の可能性


■下落、ロシア資本引き揚げに対する警戒感残る

先週のポンド・円は下落。ロンドン市場からのロシア資本引き揚げに対する市場関係者の警戒感は残されていることやギリシャ債務問題を考慮して、英国中央銀行による早期利上げの思惑が後退したことが要因。米ドル・円相場が円高方向に振れたことも対円レートの押し下げにつながった。取引レンジは190円91銭-193円53銭。

■やや強含みか、ユーロ売り・ポンド買い増加の可能性

今週のポンド・円はやや強含みか。英中央銀行による早期利上げ観測はやや後退したが、ギリシャ債務問題を意識してリスク回避的なユーロ売り・ポンド買いが増える可能性がある。この影響でドル・円相場に大きな動きがない場合、ポンドの対円レートは底堅い動きを続ける可能性がある。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・7日・5月鉱工業生産(前月比予想:-0.2%、4月:+0.4%)
・9日:英国中央銀行が政策金利と金融政策発表(0.50%で現状維持の見込み)

予想レンジ: 190円00銭-194円00銭

《TN》

 提供:フィスコ

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