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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ハローズ、ミルボン、松屋、アシックス

■ハローズ <2742>  1,895円  +130 円 (+7.4%)  本日終値
 1日、ハローズ <2742> [JQ]が決算を発表。16年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益(非連結)は前年同期比31.8%増の9.6億円に拡大して着地したことが買い材料。広島県尾道市の新規出店や既存店の改装などが奏功し、8.4%の増収を達成したことが寄与。仕入れや物流コストの低減に取り組んだことも増益に貢献した。

■ミルボン <4919>  4,120円  +265 円 (+6.9%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 1日、ミルボン <4919> が決算を発表。15年12月期上期(1-6月)の連結経常利益が前年同期比14.6%増の22.7億円に伸びて着地したことが買い材料。オリジナル毛髪補修成分「CMADK」配合のエイジングケア、アウトバス商品が引き続き好調で、主力のヘアケア用剤部門が11.5%増収と収益を牽引。追加色による提案活動などが奏功し、染毛剤部門も4.8%増収と堅調だった。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の68円→70円(前期は68円)に増額修正した。

■松屋 <8237>  2,477円  +96 円 (+4.0%)  本日終値
 1日、松屋 <8237> が6月の売上速報を発表。銀座本店(銀座店と浅草店の合計)の売上高が前年同月比26.8%増と大きく伸びたことが買い材料。うち、銀座店は29.8%増と前月に続き大幅増収を達成した。銀座店で免税売上がインターナショナルブランドや化粧品、時計を中心に好調だった。また、初旬から開催した中元ギフトにおいて各種ニーズに対応した品揃えの拡充が奏功した。

■アシックス <7936>  3,385円  +95 円 (+2.9%)  本日終値
 1日、アシックス <7936> が国内で350人程度の希望退職を8月に募集すると発表したことが買い材料視された。対象は、来年統合するアシックスジャパンとアシックス販売の2社と、アシックス本体の社員で16年4月時点で35歳以上、勤続10年以上の従業員。子会社の再編に伴って組織のスリム化を目指すとしており、リストラ効果による収益力向上に期待した買いが向かった。

■DOWA <5714>  1,187円  +20 円 (+1.7%)  本日終値
 DOWA <5714> が3日続伸。日経新聞が2日付で「DOWAホールディングスの2015年4-6月期の連結営業利益は、前年同期比12%増の105億円程度となったようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「主力の産業廃棄物処理では、東南アジアの石油開発で生じる汚泥の処理が伸びた」という。産廃処理の好調や円安効果による業績上振れに期待した買いが向かった。

■サンリオ <8136>  3,425円  +50 円 (+1.5%)  本日終値
 サンリオ <8136> が続伸。日経新聞が2日付で「サンリオは2019年に人気キャラクター『ハローキティ』の映画を世界上映する計画だ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「製作と宣伝費を含む総事業費は計200億~300億円を見込む」という。映画アニメーションやデジタル事業の展開による将来的な収益への寄与に期待した買いが向かった。なお、同社は2日朝、米国における子会社設立を正式に発表した。

■三越伊勢丹 <3099>  2,305円  +13 円 (+0.6%)  本日終値
 野村証券が1日付で三越伊勢丹 <3099> の投資判断「バイ(買い)を継続し、目標株価を1850円→2500円に増額したことが買い材料視された。同証券では、足元の販売好調を受けて、16年3月期の連結営業利益を従来予想の370億円→390億円(会社計画は350億円)に上方修正。続く17年3月期も400億円→440億円に引き上げた。リポートでは、中期的にも新宿伊勢丹を筆頭に首都圏基幹店の再開発による利益成長が見込まれると報告。DCF計算の起点を16年3月期に進めるとともに、業績上振れ基調から割引率も引き下げて目標株価を増額した。

■日本ハム <2282>  2,859円  +10 円 (+0.4%)  本日終値
 SMBC日興証券が1日付で日ハム <2282> の投資判断「1(強気)」を継続し、目標株価を3950円→4350円に引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、米国産牛肉の供給不足に伴う食肉市況高が続いており、16年3月期第1四半期(4-6月)の営業利益は100億円と会社計画の約70億円を上回ると予想。また、世界的な食肉需給のひっ迫を背景に、今後も国内の食肉市況が高水準で推移するとみている。同証券では、16年3月期の連結営業利益を412億円→445億円(会社予想は410億円)、17年3月期を470億円→505億円、18年3月期を500億円→533億円に上方修正した。

■ソルクシーズ <4284>  638円  +100 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値
 1日、ソルクシーズ <4284> [JQ]がマイナンバーの収集・保管・管理機能を備えたクラウド型サービス「マイコレキーパー」を7月から販売し、9月から運用を始めると発表したことが買い材料。同サービスでは「マイナンバー制度」導入に伴う企業の業務負担の軽減とセキュリティを重視。従業員のデータは、従業員自らがマイナンバー通知カードや身分確認証をPCやスマートフォンなどを通して画像で保存し、管理も各自で行える。また、特定管理者以外の利用を制限したり、あらゆる操作の証跡を残すなど、セキュリティ面の機能も充実している。今年度の導入目標社数は200社。発表を受けて、マイナンバーの10月交付を控え、業務負担の軽減が課題となる企業の需要取り込みを期待する買いが向かった。

■シンデン・ハイテックス <3131>  6,720円  +1,000 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値
 1日、シンデンハイ <3131> [JQ]が8月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

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