【市況】【↓】日経平均 大引け｜続落、ギリシャ懸念・中国株安が重石(6月26日)

日経平均株価
始値　　20758.43
高値　　20785.76(13:16)
安値　　20650.00(11:02)
大引け　20706.15(前日比 -65.25、0.31％)

売買高　　21億9127万株　(東証1部概算)
売買代金　 2兆2666億円　(東証1部概算)

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■本日のポイント

　１．日経平均は続落、ギリシャ懸念が重石に
　２．1ドル＝123円台前半の円高水準も逆風
　３．良好な経済統計を支えに一時プラス浮上も、買いは続かず
　４．上海総合の大幅下落も警戒
　５．原油続落を受け、資源エネルギー株の下げが目立つ


■東京市場概況

　前日の米国市場では、ギリシャ問題を巡ってEU首脳会議が結論を先送りしたことが嫌気され、ダウは75ドル安と続落した。

　東京市場では、日経平均は65円安と続落した。IMFへの返済期限が30日に迫る中、ギリシャ協議の先行き不透明感を警戒する売りが先行した。週末特有のポジション調整売りに加え、1ドル＝123円台前半への円高進行も嫌気されて、下げ幅は一時121円に達した。

　売り一巡後は5月の家計調査など良好な経済統計を評価する買いが入り、14円高まで押し返す場面もみられたが、買いは続かず再びマイナス圏に沈んだ。上海総合が大幅に下落したことも投資家の様子見気分を強めたようだ。

　ブリヂストン <5108> やコニカミノル <4902> 、川重 <7012> といった輸出株が売られたほか、原油続落を受けて国際石開帝石 <1605> 、昭和シェル <5002> など資源エネルギー関連株の下落も目立った。

　日経平均への寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、日東電 <6988> 、信越化 <4063> 、エーザイ <4523> 、スズキ <7269> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約30円。

　一方、マイナス寄与の上位5銘柄はキヤノン <7751> 、ソフトバンク <9984> 、京セラ <6971> 、ＴＤＫ <6762> 、ダイキン <6367> 。押し下げ効果は約31円。


　東証33業種のうち上昇は14業種。上昇率の上位5業種は(1)その他金融業、(2)銀行業、(3)保険業、(4)繊維製品、(5)空運業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)ゴム製品、(3)鉱業、(4)非鉄金属、(5)石油・石炭製品。


■個別材料株

△柿安本店 <2294> [ＪＱ]
　8.44％を上限に自社株買い。
△トリドール <3397>
　「オランダの外食大手を買収」と報道。
△ネオス <3627>
　プリペイドカード最大手と提携。
△ラクオリア <4579> [ＪＱＧ]
　アッシドポンプ拮抗薬が特許査定。
△日本フォーム <7869> [ＪＱ]
　株主優待制度を導入。
△新生銀 <8303>
　Cスイス証が「強気」に格上げ。
△北洋銀 <8524>
　野村証が「買い」に格上げ。
△キユソ流通 <9369>
　上期経常を11年ぶり最高益に44％上方修正。

▲夢真ＨＤ <2362> [ＪＱ]
　海外募集による自己株処分を発表。
▲東洋紡 <3101>
　SMBC日興証が4-6月(1Q)営業は計画未達と予想。
▲さが美 <8201>
　東証が信用規制。1Q経常は赤字拡大で着地。


　東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ＴＯＷＡ <6315> 、(2)秀英 <4678> 、(3)ネオス <3627> 、(4)日エンター <4829> 、(5)インプレス <9479> 、(6)アゴーラＨＧ <9704> 、(7)西松屋チェ <7545> 、(8)日ガス <8174> 、(9)山一電機 <6941> 、(10)リブセンス <6054> 。

　値下がり率上位10傑は(1)さが美 <8201> 、(2)エコナック <3521> 、(3)テクノプロＨ <6028> 、(4)三愛石 <8097> 、(5)オークワ <8217> 、(6)大和工 <5444> 、(7)邦チタ <5727> 、(8)昭和シェル <5002> 、(9)ユーシン精機 <6482> 、(10)ブレインＰ <3655> 。


【大引け】

　日経平均は前日比65.25円(0.31%)安の2万0706.15円。ＴＯＰＩＸは前日比3.88(0.23%)安の1667.03。出来高は概算で21億9127万株。値上がり銘柄数は682、値下がり銘柄数は1053となった。日経ジャスダック平均は2756.43円(7.87円安)。

［2015年6月26日］

株探ニュース