市場ニュース

戻る

【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「上昇基調継続だが、下値2万円は注視」


◆先週の日経平均株価は乱高下。為替の波乱や金利上昇、SQ前、欧米株下落などが背景にあった。ただ、日経平均としては12連騰の後だけに「当然のスピード調整」と言える。10日に2万0016円(先物は1万9920円)まで調整を入れるが、25日線や1月安値からの下値抵抗線を意識して反発し、チャートは一目均衡表の「雲」や13週平均線に沿う上昇基調を継続した。日銀ETF買いや年金買いが下値を支える構図も確認したことで、2000年2万0833円、97年2万0910円を目指した流れも継続と言える。

◆ただ、侮れないのは「金利」で、日米欧とも金利が上昇に転じている。いまは強気相場の余韻でそれを受け流しているが、この先もし2万円大台を割り込むなら陰転として「リスクオフ」を懸念することになる。SQ明け、FOMC、日銀決定会合、株主総会の6月後半はその点を押さえながらの対応となる。

◆6月後半といえば、国会も一応6月24日まで。法案山積みで延長国会必至だが、その中にはカジノ法案(IR推進法案)も含まれている。これまで「出ては消える」を何度も繰り返しており、今国会も微妙で投資家の関心も薄れ、関連株の動きは冴えない。だが、チャートは調整十分なものが多く、蒸し返す可能性もあり、ここから待ち伏せも面白い。「オーイズミ <6428> 、東競馬 <9672> 」。

(6月11日 記、毎週日曜日8時40分に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

【富田隆弥 プロフィール】
 「チャートブック」元編集長。サイト「チャートクラブ」等で株式情報を発信。

株探ニュース

日経平均