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【市況】英ポンド週間見通し:強含みか、5月インフレ率は上昇の予想


■下げ渋り、英10年債利回りの上昇や貿易赤字縮小が意識される

先週のポンド・円は下げ渋った。英10年債利回りの上昇や4月の商品貿易赤字が縮小したことがポンド相場を下支えした。黒田日銀総裁による円安牽制発言を受けたポンド売りが観測されたが、189円台では投資家のポンド買いが観測されており、ポンド相場の反転につながった。

取引レンジ:188円98銭-192円22銭

■強含みか、5月インフレ率は上昇の予想

今週のポンド・円は強含みか。5月消費者物価コア指数は前年比+1.0%と予想されていること、日本の機関投資家によるポンド買いの思惑は残されており、対円レートは底堅い動きを続ける見通し。しかし、カーニー・イングランド銀行(中央銀行)総裁はポンド高を牽制しており、対円レートの大幅な上昇は期待できないとの見方が多い。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・16日:5月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.0%、4月:+0.8%)
・17日:6月イングランド銀行(英中央銀行)金融政策決定会合議事録
・18日・5月小売売上高(予想:-0.3%、4月:+1.2%)

予想レンジ: 190円00銭-195円00銭

《TM》

 提供:フィスコ

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