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【材料】日本甜菜製糖---甜菜に絡む世界的技術、株価に割安感


日本甜菜製糖<2108>は甜菜(ビート)を原料とした製糖が主力。「発酵ナノセルロース」の大量生産技術の開発に成功している。また、甜菜栽培を世界的水準に引き上げた紙筒技術に加え、糖蜜からイーストを生産していることによる発酵技術、砂糖と糖液に含まれる有用成分を分離、製糖する技術、その他多くの蓄積した技術を有する。

5月15日に発表された2015年3月通期決算は、売上高が前期比0.2%増の576.67億円、経常利益が同15.5%増の22.78億円となった。主に食品事業、飼料事業の損益改善が目立っている。2016年3月期は売上高で前期比1.0%減の571億円、経常利益で同21.0%減の18億円が見込まれている。

健康志向の高まりにより、天然アミノ酸素材であるベタインや天然オリゴ糖のラフィノースなどの機能性食品が注目されており、中長期的には、食品事業の拡大が期待される。
現在は、PBRは1倍を大きく下回り、配当利回りも2.46%と割安感が強い水準。

《FA》

 提供:フィスコ

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