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【材料】三ツ星ベルトが急伸、売り吸収し満を持して上放れ

 三ツ星ベルト<5192>が急伸。16年3月期の低調な業績見通しと減配予想を受け5月中旬に大きく売り込まれる局面に遭遇したものの、その後はすぐにバランスを取り戻し、きょうは900円台半ばのもみ合いを一気に上に抜けてきた。出来高流動性に乏しいが、下値では着実な実需買いが入っている。4月以降の日足チャートを分析すると株価水準はもみ合いを続けるなかで陽線の多さが目に付く。これはザラバ中に上値を買う動きを示唆しており、品薄の玉を丹念に拾うケースでよくみられる。信用取引は売り買いともに枯れた状態でシコリ玉もない。業績面では自動車向けを中心に伝動ベルトを展開するが、インドネシアなどをはじめアジア地域で需要取り込みが進捗しており、欧州の生産体制強化も今後の収益に反映されそうだ。業績見通しについては期初に慎重に出す傾向があり、前期も営業利益は期初予想の64億円予想から71億円に上振れしている。時価PER13倍台に割高感はなく、11%台と2ケタ水準を確保しているROEも評価される。

三ツ星ベの株価は14時47分現在971円(△46円)



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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