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【材料】インテージHD---前期は増収増益、今期は事業の移管・集約でシナジー最大化へ


市場調査のインテージホールディングス<4326>は12日、2015年3月期の通期決算を発表した。連結業績は、売上高が前期比3.3%増の439.25億円、営業利益が同1.9%増の35.71億円、経常利益が同1.9%増の34.46億円、純利益が同50.0%増の24.63億円と増収増益となった。

主力の市場調査・コンサルティング事業においてパネル調査やインターネット調査が好調に推移したことでセグメント増収増益となり、これが好業績を牽引した。

今期は中計2年目として、ヘルスケア領域では、インテージにおける消費者向けヘルスケア分野のマーケティングリサーチ事業をアンテリオへ移管・集約するほか、ITソリューション領域でもインテージからインテージテクノスフィアへと事業の移管・集約を進める。また、マーケティングリサーチ分野においても、コンサルティング事業をインテージからインテージコンサルティングとして分離・設立するなどして、グループシナジーの最大化を目指す。

2016年3月期の業績予想は、売上高が前期比4.7%増の460.00億円、営業利益が同6.4%増の38.00億円、経常利益が同9.4%増の37.70億円、純利益は前期は特別利益の影響があったため同2.6%減の24.00億円を見込んでいる。

インテージホールディングス<4326>は、市場調査・マーケティングリサーチのインテージを中核として、傘下の子会社でシステムソリューション事業やヘルスケア領域の情報サービスを展開する。

《AK》

 提供:フィスコ

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