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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):小糸製、アマノ、カブコム、菱ガス化

■小糸製作所 <7276>  4,255円  +410 円 (+10.7%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 24日に決算を発表。「今期経常は3%増で4期連続最高益更新へ」が好感された。
 小糸製 <7276> が4月24日大引け後(16:00)に決算を発表。15年3月期の連結経常利益は前の期比28.9%増の668億円になり、16年3月期も前期比3.2%増の690億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。7期連続増収、4期連続増益になる。
  ⇒⇒小糸製作所の詳しい業績推移表を見る

■アマノ <6436>  1,622円  +125 円 (+8.4%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 24日、アマノ <6436> が決算を発表。15年3月期の連結経常利益は前の期比8.1%増の101億円に伸び、従来予想の97億円を上回って着地。続く16年3月期も前期比14.8%増の117億円に伸び、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は駐車場の管理システムや運営受託の受注などが伸び、9.3%の増収を見込む。業績好調に伴い、前期配当を32円→38円(前の期は30円)に増額し、今期も2円増の40円に増配する方針とした。

■カブドットコム証券 <8703>  928円  +69 円 (+8.0%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 24日に決算を発表。「1-3月期(4Q)経常は13%増益、今期業績は非開示」が好感された。
  ⇒⇒カブドットコム証券の詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「1.44%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 24日、カブコム <8703> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.44%にあたる250万株(金額で22億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。買い付け期間は4月27日から6月23日まで。
 同時に発表した「1→2の株式分割を実施」も買い材料。
 24日、カブコム <8703> が6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■三菱ガス化学 <4182>  671円  +37 円 (+5.8%)  本日終値
 24日、菱ガス化 <4182> が15年3月期の連結最終利益を従来予想の300億円→440億円に46.7%上方修正。増益率が2.0倍→2.9倍に拡大し、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。前期最終利益の上方修正は昨年8月に続き、2回目。持分法投資利益の増加や投資有価証券売却益の計上などが寄与した。JSP <7942> の子会社化に伴う段階取得に係る差益の発生も最終利益を大きく押し上げた。

■日本製紙 <3863>  2,119円  +102 円 (+5.1%)  本日終値
 24日、日本紙 <3863> が中国の段ボール原紙製造メーカーである理文造紙有限公司(L&M)との業務提携解消と理文造紙有限公司の株式売却を発表したことが買い材料視された。中国市場での競争激化を背景にL&M社は創業家一族によるガバナンスの集中が重要であるとの意向を示したことに加え、同社の事業構造転換に向けた経営資源の配分見直しを進めていることから、今回の業務提携解消につながった。同社は保有するL&M株式をL&Mの会長とCEOに一部売却。残りの株式については創業家一族に対して、一定の条件の下行使することができる先買権を付与する。同社は一部株式の売却によって16年3月期第1四半期連結決算において約65億円の特別利益を計上する予定。

■NEC <6701>  426円  +20 円 (+4.9%)  本日終値
 NEC <6701> が大幅続伸。日経新聞が26日付で、「NECは電子機器の受託製造サービス(EMS)大手、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業と中国などアジアでクラウド事業を展開する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「年内にもインターネット経由で自前の設備を持たずに業務システムを構築できるサービスを共同で始める」という。アジアにおけるクラウド事業での顧客開拓による収益拡大を期待した買いが向かった。また、24日に15年3月期の連結経常利益を900億円→1120億円(前々期は691億円)に24.4%上方修正したことも支援材料。費用効率化のほか、持分法による投資損益や為替差損益が改善したことが利益を押し上げた。

■持田製薬 <4534>  8,290円  +310 円 (+3.9%)  本日終値
 24日、持田薬 <4534> が15年3月期の連結経常利益を96億円→119億円(前々期は167億円)に24.0%上方修正したことが買い材料。医薬品関連事業の売上高が計画を上回ったほか、研究開発費が前回の予想よりも減少する見通しとなったことが利益を押し上げた。

■ローソン <2651>  8,810円  +270 円 (+3.2%)  本日終値
 ローソン <2651> が大幅続伸。日経新聞が27日付で「ローソンは都内で地下鉄を運営する東京メトロと提携し、駅構内にコンビニエンスストアを出店する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「まず今後3年で約50店を『ローソン』に転換する」という。乗降客を独占できる駅ナカへの出店による収益への寄与を期待した買いが向かった。

■コクヨ <7984>  1,095円  -82 円 (-7.0%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 24日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は11%減益で着地」が嫌気された。
 コクヨ <7984> が4月24日大引け後(15:00)に決算を発表。15年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比11.0%減の67.3億円に減った。
  ⇒⇒コクヨの詳しい業績推移表を見る

■アクシーズ <1381>  2,349円  +400 円 (+20.5%) ストップ高   本日終値
 24日、アクシーズ <1381> [JQ] が15年6月期の連結経常利益を従来予想の7.6億円→14.6億円に92.1%上方修正。増益率が4.1%増→2.0倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。主力の鶏肉加工品の販売が好調で、売上が計画を上回ることが寄与。大型肥育施設の稼働で生産効率が改善することも利益を大きく押し上げる。前日終値ベースの予想PERが21.9倍→10.9倍に急低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

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