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【材料】東リが急反発、前期経常を12%上方修正、配当も2円増額

 東リ <7971> が急反発。2007年8月以来7年8ヵ月ぶりに300円台を回復する場面もあった。23日昼(11:30)に業績・配当修正を発表したことが買い材料。15年3月期連結経常利益は従来予想の29億円→32.5億円(前の期は26.3億円)に12.1%上方修正し増益率は10.1%増→23.4%増に拡大する見通しとなり、期末一括配当を従来計画の5円→7円(前期は5円)に増額した。

 売上高は従来比6億円減の908億円と小幅減額修正となった。非住宅分野の需要は底堅く推移したものの、住宅分野を中心に消費増税後の需要低迷が想定以上となったことから計画を下回る見込みとなった。利益面では、原価低減、販管費縮減に加え、個別業績で非住宅分野が底堅く推移するなか高付加価値商品の拡販や販売価格の底上げをはかったこともあり計画を上回る見通しとなった。
(執筆者:熱田和雄ストック・データバンク)

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