市場ニュース

戻る
 

【市況】東京株式(寄り付き)=目先調整一巡で買い戻し優勢

 2日の東京株式市場は買い優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比107円高の1万9141円と反発。前日の欧州株式は総じて堅調だったが、米国株市場ではNYダウが77ドル安と続落、引き続きリスク回避ムードが漂うが、日経平均は前日までの2日間で370円強下げており、目先値ごろ感からの押し目買いが観測される。下値では日銀のETF買いやGPIFの買いなどが期待されるほか、日本郵政傘下のゆうちょ銀行が今後、中期経営計画で外国債券や株式などリスク資産への投資を積み増す計画を示すなど、株式需給面で追い風が意識される。ただ、主力株に株価調整局面入りを示唆するものも増加しており、前日発表された3月の日銀短観で企業業績に対する先行きにやや不透明感も漂っている。取引時間中は、引き続き先物主導で荒い値動きとなる可能性もある。寄り付き時点で業種別には33業種中、鉱業、精密機器、鉄鋼などを除き高い。値上がり上位に保険、ゴム製品、機械、不動産、食料品など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均