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【経済】中国本土市場が6年10カ月ぶり高値、個人マネーの流入加速


中国本土マーケットへの資金流入が再び加速している。17日の上海総合指数終値は、前日比53.54ポイント(1.55%)高の3502.85ポイントと5日続伸した。終値で3500台を突破し、約6年10カ月ぶりの高値水準を回復する。上海A株指数は56.40ポイント(1.56%)高の3670.92ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が2.33ポイント(0.77%)安の301.97ポイント、深センB株指数が2.35ポイント(0.21%)高の1123.59ポイントで引けた。
相場活況の背景には、個人資金の流入が再び加速してきていることがある。中国国際金融によると、週間ベースのA株「口座アクティブ度」は約17%(過去平均は10%前後)に上昇し、アクティブな取引をしている個人が増加していることが分かった。また、週間の新規口座開設数も約66万件(過去平均は24万件)に膨らんだという。
政策期待が持続するなか、投資家のセンチメントが大きく上向いている。国会に当たる全国人民代表大会(全人代)が15日に閉幕したことで、これから順次、各種の景気テコ入れ策が打ち出されていくとみられた。「養老保険基金が株式市場で運用できるようになる」との観測が流れるなか、資金流入の期待も根強い。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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