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【市況】東京株式(大引け)=190円高、欧米株高に追随し急反発

 17日の東京株式市場は前日の欧米株上昇を受け終始買い優勢の展開。日経平均株価は一時230円高超に買われる場面があったが、大引けはやや緩んだ。
 大引けの日経平均株価は前日比190円94銭高の1万9437円00銭と急反発。東証1部の売買高概算は19億4249万株、売買代金概算は2兆4539億6000万円。値上がり銘柄数は1024、対して値下がり銘柄数は679、変わらずは165銘柄だった。値がさ株が買いを集め、売買代金は35営業日連続で売買活況の目安とされる2兆円を上回っている。
 きょうの東京市場は、海外株高の追い風を受け上値指向の強い展開となった。欧州では独DAX指数が2.2%を超える上昇で連日の最高値更新、米国株市場でもNYダウ、ナスダック指数ともに急反発し、全体のリスク選好ムードを支えた。外国為替市場では1ドル=121円台前半の円安水準でもみ合いが続き、これも輸出主力株に買いを誘う要因となっている。あすにFOMCを控え、これを見極めたいとの思惑が働き、日経平均は引けにかけやや伸び悩んだ。
 個別では、トヨタ<7203>が堅調、ソニー<6758>、ファナック<6954>も買われた。デジアーツ<2326>が大幅高、丸三証<8613>、光世証<8617>など中堅証券株も大きく上昇した。ミネベア<6479>、東製鉄<5423>が値を飛ばし、大陽日酸<4091>、花王<4452>、日立<6501>なども物色人気に。半面、JFE<5411>が冴えず、横河電<6841>も安い。江守グループHD<9963>がストップ安に売られ、ファンコミ<2461>も大幅安。シチズンHD<7762>、王子HD<3861>も下落した。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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