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【材料】片倉チッカリン---主力は有機肥料、土壌分析受託や天然化粧品原料の開発を育成中、高配当性向


片倉チッカリン<4031>は有機複合肥料において業界トップクラスのメーカー。配合肥料、化成肥料、ペースト肥料などに加えて、育苗培土、家畜用飼料などを手がけている。天然由来の化粧品原料の開発など非肥料事業を育成中。

2014年4月には「つくば分析センター」を新設し、土壌分析の受託や栽培指導等のサービス提供を展開している。政策面を含めて国内の農業を取り巻く環境が変化するなかで、肥料や堆肥、土壌に関する研究開発で長年農業を支えてきた面を新たな事業として活かしていく。

足元の業績では、2015年3月期第3四半期累計(2014年4-12月)の連結業績は、売上高で前年同期比12.7%減の127.45億円、営業利益で同54.9%減の1.15億円、経常利益で同50.9%減の1.47億円、四半期純利益で同53.5%減の0.75億円となった。主力の肥料事業において消費税増税の駆け込み需要の反動減や天候不順による肥料需要の減少が影響した。

2015年3月通期の業績見通しは、売上高で前期比4.4%減の210.00億円、営業利益で同35.4%減の6.00億円、経常利益で同39.1%減の6.00億円、当期純利益で同37.9%減の3.30億円と予想している。配当性向50%が基本方針で、2015年3月期は配当性向51.5%となる8.00円配当を予想。

《AK》

 提供:フィスコ

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